日時: | 平成25年6月6日 13:00〜15:00 |
場所: | 京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室 |
出席者(敬称略): | 宮崎恒二、林行夫、宇山智彦、岡洋樹、大橋一友、田中耕司 |
委任状(敬称略): | 三尾裕子、岸上伸啓、高橋五郎、弘末雅士 |
陪席(敬称略): | 宮原曉(運営委員長)、山本博之(事務局)、二宮さち子(事務局) |
資料: |
(1)メール理事会議事録(2013年3月15日〜6月5日) (2)2013年度理事・運営委員一覧 (3)2013年度活動計画・予算案 (4)2013年度次世代ワークショップ公募案 (5)2013年度共同企画研究公募案 (6)2013年度共同企画講義公募案 (7)2013年度学会連携公募案 (8)2013年度オンデマンド・セミナー公募案 (9)新規加盟・脱退組織(2013年3月15日〜6月5日) (10)加盟申請書案 (11)日本学術会議地域研究委員会資料 |
議事
1.理事の紹介
宮崎会長より、東北大学東北アジア研究センターの岡洋樹理事および東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の三尾裕子理事が紹介された。
2.メール理事会の議事承認
配布資料(1)に基づいてメール理事会の議事が承認された。
3.運営委員会からの報告
(1)運営体制
宮原運営委員長より資料(2)に基づいて2013年度の運営委員会の体制が報告され、原案通り承認された。
(2)活動計画・予算案
宮原運営委員長より、資料(3)に基づいて活動計画および予算案が報告され、原案通り承認された。以下では部会ごとに活動計画の概要を記載する。
1)年次集会部会
・2013年度の年次集会は11月9日、10日に愛知大学国際中国学研究センターで行う。年次集会1日目に一般公開シンポジウムを実施する。内容は調整中。
2)研究企画部会
・年次集会にあわせて開催される一般公開シンポジウムのテーマを会場校とも相談のうえで決定する。7月の運営委員会で概要を確定し、8月にはプログラムを確定する。
3)次世代支援部会
・次世代ワークショップの公募を行う。今年度は4つの枠で6件を公募する。応募締め切りは7月8日。
4)研究交流促進部会
・共同企画研究、共同企画講義、学会連携、オンデマンド・セミナーを公募する。応募締め切りは7月8日。応募件数が募集件数に満たなかった場合には秋募集を行う。
5)情報資源部会
・各加盟組織の地域研究関連資源の整備状況を調査し、相互利用のために可能性を検討する。また、フィールドノート資料集成の利用のための検討会を行う。
6)社会連携部会
・社会連携活動の担い手および活動分野の幅を広げるため、JCAS加盟組織の社会連携活動を「JCAS社会連携プロジェクト」として募集し、応募があったプロジェクトについてJCASホームページで活動紹介を掲載する。
7)地域研究方法論部会
・JCAS加盟組織による地域研究方法論に関する研究活動を「JCAS地域研究方法論プロジェクト」として募集し、応募があったプロジェクトについてJCASホームページで活動紹介を掲載する。
8)広報部会
・ホームページを通じた情報発信を強化する。
9)和文雑誌部会
・和文学術雑誌『地域研究』を年度内に2号刊行する。
10)地域研究コンソーシアム賞(JCAS賞)部会
・2013年度の募集および選考を行う。
11)将来構想WG
・地域研究の検定・資格、身分保障のための研究員制度、地域研究者のキャリアデザイン/キャリアパス、地域密着型のシンポの開催等に関して継続して検討する。
12)事務局
・メルマガの発行を含むJCAS運営に関する全般的な事務を担当する。
(3)公募
宮原運営委員長より、資料(4)〜資料(8)に基づいて各公募プログラムの公募案が示され、原案通り承認された。
4.新規加盟・脱退の承認について
事務局より資料(9)に基づいて加盟組織の新規加盟・脱退が報告された。(いずれもメール理事会で審議済み。)
5.加盟申請書の変更について
宮崎会長より、資料(10)により加盟申請書に申請組織の概要等を記載する欄を加えた加盟申請書の変更案が示された。JCAS加盟に関する組織的な決定について記載する欄を加えた上で変更案が承認された。
6.日本学術会議地域研究委員会からの報告
田中耕司理事より、資料(11)により日本学術会議地域研究委員会からJCASに対して報告および協力の申し入れがなされた。
1)昨年12月に実施されたシンポジウム「地域研究の『粋』を味わう―現地から中国、東南アジア、アフリカ、中東を読む」について報告がなされ、 今年度開催予定の第2回シンポジウムに対して一部経費の負担を伴う共催の申し入れがなされ、承認された。 関連して、開催日時によっては今年度のコンソーシアム・ウィークの一環として行うことなどが提案された。
2)学部教育における地域研究の教育の質保証に関する「参照基準」の作成について報告がなされ、 今後アンケート調査を行う場合にはJCASに協力を要請する可能性があることが表明され、承認された。アンケート調査が必要な場合は運営委員会が担当する。
7.その他
(1)田中理事より、日本学術会議がとりまとめている研究プロジェクトのマスタープランに関連して 「『地域の知』の再構築・共有・実践のための情報基盤形成」の研究計画案について説明がなされ、 JCASとしての関わり方について意見交換がなされた。 研究計画案ではやや情報基盤形成に偏りが見られ、JCASの加盟組織を巻き込んだ共同研究を進める上では 地域研究の多様な分野や手法の広がりを十分に取り入れた形で研究を推進する体制の整備が必要であるなどの意見が出された。 これに関連して、日本学術会議地域研究委員会地域情報分科会の関係者を交えて検討会を開催することや、 運営委員会の情報資源部会で計画している各加盟組織が持つ研究資源の状況調査の結果を共有することなどが提案され、 理事会および運営委員会でそれぞれ進めることが確認された。
(2)宇山理事より、同理事が部会長を務める附置研・センター長会議の第三部会について報告がなされ、 日本学術会議のマスタープランに関してJCASとの連携をふくむ協同参画の可能性について議論されたことが紹介された。
(3)事務局より、刊行から3年が経過した雑誌『地域研究』のバックナンバーを広報用に各幹事組織に送付する準備を進めており、 送付等の手順は昨年度と同様にすることが報告された。
以上
(文責:林 2013年6月8日作成、6月25日会長承認)