日時: | 2018年 9月17日(月) 13:00〜14:40 |
場所: | 京都大学稲盛財団記念館213号室 |
出席者(敬称略): | 速水洋子、宮崎恒二、飯塚正人、小長谷有紀、飯島明子、阿部健一 |
委任状(敬称略): | 仙石学、高倉浩樹、川中豪、周星、金子芳樹 |
欠席(敬称略): | 平田收正、寺田勇文 |
陪席(敬称略): | 山本博之(運営委員長/事務局長) |
配布資料
(1)2018年度JCAS年次集会
(2)2018年度JCAS賞(研究作品賞)最終審査
(3)2018年度JCAS賞(登竜賞)最終審査
議事
0.はじめに
(1)議事に先立ち、速水洋子理事(京都大学東南アジア地域研究研究所)および小長谷有紀理事(人間文化研究機構国立民族学博物館)が紹介された。
(2)出席理事5名、委任状提出6名で定足数を満たしていることが確認された。
(3)前回理事会の議事録の内容が確認され、議事録として確定された。
1.運営委員会からの報告
山本運営委員長より、配布資料(1)に基づいて今年度の年次集会のプログラム案が報告された。会場は大阪大学。11月1日(木)の午後に一般公開シンポジウムと懇親会を行い、11月2日(金)の午前中に運営委員会と理事会を行い、午後に年次集会(総会)とJCAS賞の授賞式および受賞記念講演を行う。一般公開シンポジウムの副題に「日本、モンゴルと雲南における取り組みから」とあるが、シンポジウムのどの部分がモンゴルと雲南についての話なのかプログラムを見ただけではわからないため、わかるように工夫したほうがよいとの意見が出された。
2.JCAS賞の審査について
配布資料(2)と(3)をもとにJCASの最終選考を行い、作品賞に湖中真哉・太田至・孫暁剛(編)『地域研究からみた人道支援――アフリカ遊牧民の現場から問い直す』(昭和堂、2018年3月)、登竜賞に高橋沙奈美著『ソヴィエト・ロシアの聖なる景観――社会主義体制下の宗教文化財、ツーリズム、ナショナリズム』(北海道大学出版会、2018年2月)がそれぞれ選ばれた。社会連携賞は今年度は授賞なしとなった。
審査の過程で、候補者が授賞式・記念講演に出席できるかどうかは選考の上で考慮しないこと、最終審査に残ったけれど授賞対象とならなかった作品・活動は公表しないことが確認された。また、外国人留学生による研究成果を対象とする枠を設けることを検討してもよいのではないかとの意見が出された。
また、次年度以降のJCAS賞の選考手続きについて議論し、以下のことが決まった。二次審査は専門委員を委嘱して行う。専門委員となる候補者を確保するため、加盟組織のうち教育研究組織(理事として最終審査に関わることになる幹事組織を除く)に事前に専門委員の候補者を挙げてもらい、その中から専門委員を委嘱する方法をとる。最終審査では、最終審査委員(各理事)が各候補についての5段階評価および短評を提出する方式は維持する。ただし最終審査委員は推薦書類、一次審査結果、二次審査結果をもとに5段階評価および短評を提出するものとし、評価・短評に候補作品・活動の内容を加味するかは個別の最終審査委員に委ねる。最終審査会の開催形態は次回理事会で議論する。
3.その他
宮崎理事より日本学術会議地域研究委員会の活動について紹介があり、人間文化研究機構を通じた研究ネットワークのあり方について意見交換を行った。
以上