日時: | 2019年 9月 2日(月) 午後1:00〜2:40 |
場所: | 京都大学稲盛財団記念館213号室 |
出席者(敬称略): | 速水洋子、宮崎恒二、仙石学、星泉、西尾哲夫 |
委任状(敬称略): | 根本敬、川中豪、周星、金子芳樹、阿部健一 |
欠席(敬称略): | 高倉浩樹、平田收正、土佐桂子 |
陪席(敬称略): | 山本博之(運営委員長/事務局長) |
配布資料
(1)2019年度JCAS賞(研究作品賞)最終審査資料
(2)2019年度JCAS賞(登竜賞)最終審査資料
(3)2019年度JCAS賞(社会連携賞)最終審査資料
(4)JCAS賞の審査方法に関するご意見について
(5)日本学術会議関係資料
(6)2019年度JCAS年次集会
議事
0.はじめに
(1)議事に先立ち、星泉理事および西尾哲夫理事が紹介された。
(2)出席理事5名、委任状提出5名で定足数を満たしていることが確認された。
(3)前回理事会の議事録の内容が確認され、議事録として確定された。
1.JCAS賞の審査について
配布資料(1)(2)(3)をもとにJCASの最終選考を行い、作品賞にHideaki Suzuki. Slave Trade Profiteers in the Western Indian Ocean: Suppression and Resistance in the Nineteenth Century. (Palgrave Macmillan, Oct. 2017.)、登竜賞に中山大将著『サハリン残留日本人と戦後日本―樺太住民の境界地域史』(国際書院、2019年2月)がそれぞれ選ばれた。社会連携賞は今年度は授賞なしとなった。
作品賞の受賞作品は登竜賞部門に推薦されていたが、作品賞にふさわしいため作品賞を授賞することとした。登竜賞受賞者を日本学術振興会賞に推薦しているが、登竜賞部門の推薦作品が作品賞を受賞した場合の扱いについては次回理事会で審議することになった。
2.来年度のJCAS賞について
配布資料(4)をもとに、来年度のJCAS賞に関して以下のことがらが議論された。
(1)研究企画賞部門を復活させてはどうかとの意見が出され、次回理事会で審議することになった。
(2)作品賞の二次審査について、1件の候補作品につき2人の専門委員を委嘱して、1人の専門委員が1件の候補作品について評価する方法に変更することとなった。審査の具体的な方法はJCAS賞部会で検討の上、次回理事会で審議することになった。登竜賞部門と社会連携賞部門の二次審査の方法は変更しない。
(3)作品賞と登竜賞の最終審査では推薦書類、一次審査結果、二次審査結果をもとに審査し、候補作品の内容を加味するかどうかは個別の最終審査委員に委ねていることについて、「地域研究コンソーシアム賞の最終審査について」の内容が誤解を招かないように表現を修正することになった。
3.その他
宮崎理事より、配布資料(5)をもとに、日本学術会議に関する報告があり、地域研究機関のネットワークのあり方について意見交換を行った。
事務局より以下のことがらが報告された。
(1)2019年度のJCAS年次集会は2019年11月2日に国立民族学博物館で実施する。総会、JCAS賞授賞式・受賞記念講演、公開シンポジウムを行う。11月1日に運営委員会と理事会を行う。
(2) 2019年10月4日に日本学術会議講堂で行われる日本学術会議公開シンポジウム「危機を超えて 地域研究からの価値の創造」をJCASとして後援する。
(3)日本学術会議の大型研究企画に関するマスタープラン「アジア・太平洋地域を対象とした「地域の知」の時空間情報基盤の構築と社会アラートプラットフォームの実装」の提案に対してJCASとしてサポートレターを提出した。
(4)JCAS事務局が来年4月に東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所に移転する準備のため、運営委員会に事務局移転ワーキンググループを設置した。メンバーは飯塚、帯谷、山本。
以上