日時: | 2020年 9月 30日(水) 午前10:00~12:10 |
場所: | オンライン |
出席者(敬称略): | 星泉、岩下明裕、高倉浩樹、根本敬、川上桃子、李春利、速水洋子、西尾哲夫、土佐桂子、阿部健一、宮崎恒二 |
委任状(敬称略): | 穴沢眞 |
陪席(敬称略): | 岡田泰平(運営委員長)、飯塚正人(事務局長) |
配布資料
(1) 2020年度JCAS賞最終審査結果
(2) JCAS賞の推薦資格に関するご意見とこれまでの運営について
(3) 日本学術会議地域研究委員会に関する報告
「提言 不透明化する世界と地域研究の推進-ネットワーク化による体制の強化に向けて-」
(4) 2020年度JCAS年次集会
議事
0.はじめに
議事に先立ち、出席理事11名、委任状提出1名で定足数を満たしていることが確認された。
1.JCAS賞の審査について
配布資料(1)をもとにJCAS各賞の最終選考を行い、作品賞に田原史起著『草の根の中国―村落ガバナンスと資源循環』(東京大学出版会、2019年8月)、登竜賞に熊倉和歌子著『中世エジプトの土地制度とナイル灌漑』(東京大学出版会、2019年2月)および友松夕香著『サバンナのジェンダー―西アフリカ農村経済の民族誌』(明石書店、2019年3月)』、研究企画賞に伊藤敦規氏の「ソースコミュニティと博物館資料との「再会」プロジェクト」、社会連携賞に三村豊氏の「笑う怒田プロジェクト」がそれぞれ選ばれた。なお、登竜賞の受賞者が年齢その他の条件を満たしていれば、例年同様、日本学術振興会賞に推薦する。
なお、社会連携賞については、募集要項に「狭義の学術研究以外の分野で賞の趣旨に合致する活動実績」が授賞対象であるとしか書かれておらず、結果として他の各賞に比べ著しく評価基準がわかりにくくなっていることから、今後は推薦者のためにも、賞の趣旨や評価基準をより明確に打ち出す必要があるのではないかとの意見が出され、来年度の募集に向けてJCAS賞部会で募集要項の改善案を検討することとした。
2.JCAS賞の推薦資格について
配布資料(2)をもとに、来年度以降のJCAS賞の推薦資格に関する議論が行われ、来年度から、推薦者が推薦できる候補作品は1部門につき1点のみとすることにした。
3.その他
宮崎理事より、配布資料(3)をもとに、日本学術会議地域研究委員会の提言「不透明化する世界と地域研究の推進-ネットワーク化による体制の強化に向けて-」に関する報告があり、地域研究機関のネットワーク化に向けた取組について、意見交換を続けることとした。
岡田運営委員長より以下のことがらが報告された。
(1) 2020年度のJCAS年次集会は2020年11月21日にオンラインで実施する。総会、JCAS賞授賞式・受賞記念講演、公開シンポジウムを行う。また、11月20日に運営委員会と理事会をオンラインで行う。
(2) 2021年度の年次集会については開催組織未定のため、運営委員に個別に依頼中であるが、理事の方々にも個別に協力をお願いするかもしれない。そのときには前向きにご検討いただきたい。
以上