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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム 第23回運営委員会議事録

日時: 2009年6月5日(金)15:00〜18:00
場所:名古屋市立大学・川澄キャンパス(本部棟第1会議室)
出席:赤嶺 淳、家田 修、石井正子、石川 登、上野稔弘、北村由美、高倉浩樹、西井凉子、丹羽典生、原正一郎、福武慎太郎、堀坂浩太郎、村上勇介、柳澤雅之、山本博之
欠席: 阿部健一、黒木英充、桑名 恵、小森宏美、寺田勇文、野町素己、林 行夫、三尾 稔、宮原 暁 (敬称略、五十音順)

審議事項

1.運営委員の交代について。
 2009年度運営委員会の構成案の了承。

2.メール会議承認事項の確認。
 とくになし。

3.2009年度の役割分担および活動計画  *巻末の添付資料を参考のこと
 以下の通り報告され、承認された。

・年次集会:昨年度は経費がたりなかったため、増額して計上した。

・広報:複数あった情報管理業務を一元化。

・和文雑誌『地域研究』(別資料あり)
→特集企画および投稿論文を随時募集していることを運営委員を通して周知してほしい。
→編集委員会は、特集企画担当者と地域研の刊行担当者からなる。JCAS運営委員会の和文雑誌担当委員と編集委員会の関係については、運営委員は主に企画案の募集や情報提供および雑誌の販売促進を担当し、実際の企画や編集は編集委員会が担当する。

・大学院教育・次世代育成プログラム部会(以下、次世代部会)
「次世代ワークショップ」と「映像ワークショップ」を実施する。次世代ワークショップについては現在ポスター制作中。映像ワークショップについては経費支出が確定となる6月下旬に最終確定させる。

・情報資源共有化研究会
→『Seeder』(地球研)創刊号がでた。環境・地域・情報を有機的にリンクした雑誌。あらたな研究分野をきりひらいていく。企画・投稿をお願いしたい。
→外邦図は戦前のものであり著作権がないため、加工可能である。

・地域情報学研究会
→地域研の研究会「時空間情報に着目した地域研究情報の創出」とリンクして4回開催。
→地域環境情報ネットワーク。地球研と地域研をむすんだ実験を展開中。

・社会連携研究会
添付資料の通り実施

・地域研究方法論研究会(別資料あり)
添付資料の通り実施

・将来検討WG.
将来検討の継続

4.年次集会についての報告(別資料あり)

・11月7日(土)@稲盛財団記念館.京都大学
・テーマ「地域研究の国際化」
・2部構成 (1)年次集会:委員長による年次報告と6程度の加盟組織の紹介(国際活動を中心に)、(2)シンポジウム:「日本型」地域研究は可能か?+総合討論「アカデミックコーポレーションを超えて:地域との協働が研究にもたらす意義」
・年次集会・シンポは7日の13時より18時
・運営委員会と理事会は、7日の午前中(運営委員会は10時〜11時。理事会は11時〜)

5.将来検討WGからの改訂答申
 22回運営委員会で検討した将来検討答申の改訂版についての検討の結果は以下の通り。

(0)前文:承認
(1)広報体制:メルマガ配信数の増加対策について前回承認ずみ
(2)次世代部会:運営委員会の次世代部会による主催企画と公募企画で実施。主催企画は、現在の「次世代ワークショップ公募」を中心に進める。公募は、次世代部会としてどのような形で募集し、公認するという過程を経るか今後検討する。
(3)年次集会シンポジウム:2010年度以降は年次集会部会とシンポジウム部会を分岐することについては前回承認済み
(4)共同研究会部会の設置と研究会体制の再編について:制度としては現行の研究会体制を維持する。ただし、JCASの研究会のあり方自体については運営委員会のなかで議論する機会を設ける。
(5)地域研究賞について:運営委員会の担当ではなく、理事会が中心となって検討する
(6)以上をうけて2010年度以降の体制は、年次集会部会・シンポジウム部会・広報部会・和文雑誌部会・次世代支援部会・情報資源共有化研究会・地域情報学研究会・社会連携研究会・地域研究方法論研究会・事務局という体制となる。

*その他、検討中に出た議論

・次世代支援は、「次世代」に限定せずもう少し広げたら?→現状では企画の実施主体は「次世代」に限定するが、今後シニアの研究者と連携する可能性について検討しても良いかもしれない。
・次世代の公募についてはなるべく加盟組織に自主的に提案企画を出してもらい、それらの広報をやっていく。
・JCAS研究会の歴史的経緯をふまえ、相互の研究会のコーディネートとともに、将来的な研究会の方向性を提案する場が必要ではないか。
・研究会をコーディネートしたり、研究会の方向性を議論するのは、運営委員会がふさわしいのではないか?
・いまある研究会をどうするか? それぞれの研究会の活動形態や成果を、一度、運営委員会でじっくりと検討した方がよい。
・研究会の世話役として参加している運営委員が部会の業務を担当できるかどうかについて、今期のはじめに研究会の世話役は一般業務を担当しないことが確認されていた。これについて今後検討してはどうかとの意見が出された。
・新設する「シンポジウム部会」に共同研究会の企画・調整をしてもらう。
・制度設計もふくめた研究会の方向性を運営委員会で議論する時間はないのではないか?
・社会連携はコンソーシアムの重要な一面なので、運営委員会で社会連携の方向性を議論する必要がある。
・これまで研究会が運営委員会で行ってきた活動報告を(建設的に吟味しながら)しっかりと機能させる。
・これまで研究会の活動内容は研究会の世話役が責任を負っていたが、(社会連携について可能性が検討されているように)研究会を部会にした場合には、その事業について運営委員会が全体で責任を負うことになる。

6.理事会の報告

・委員長より4月に行われた理事会の議題について紹介。
・理事の一人である家田委員より、「地域研究から見た『日本の展望』」(第五次案)について、運営委員にも各自検討してもらい、意見を家田先生に送るよう依頼があった。締め切りは6月18日頃。

7.広報について(別紙資料あり)

・柳澤氏より、新HP移行についての説明
・イベント情報等の掲載は各加盟組織から1-2名の担当者による登録制にするため、今後は運営委員会でのメールによる事前スクリーニングを省略
・加盟組織以外からも広報依頼が出せるように、HPに事務局メールアドレスを掲載する。
・情報共有のための増員は、黒木、堀坂、高倉、赤嶺、石井(石井委員は要検討)。

8.その他

・JCASには「予算」は存在せず、加盟組織が持ち寄りで活動している。それゆえに、今後「予算」という言葉は使わずに「経費」として表現する。
・次回の運営委員会は11月7日午前10時から11時。
・3月まで理事を務めた大塚和夫先生の逝去をうけて運営委員会出席者で黙祷

 

添付資料

2009年度地域研究コンソーシアム活動計画(PDF)

 

(文責:赤嶺 淳)