日時: | 2010年5月8日(土)13:00〜16:00 |
場所: | 京都大学稲盛財団記念館(中会議室) |
出席: | 家田修、上野稔弘、太田信宏、小森宏美、酒井裕美、塩谷昌史、住田育法、立岩礼子、田中英式、西芳実、錦田愛子、丹羽典生、古谷育法、マリオ・ロペズ、村上勇介、山本博之、李春利 (敬称略、五十音順) |
記録: | 西芳実(日本マレーシア学会) |
(1)「地域研究コンソーシアム2010年度〜2011年度 幹事組織一覧」
(2)「地域研究コンソーシアム2010年度〜2011年度 理事会・運営委員会の構成一覧」
(3)「第4期運営委員会の構成および平成22年度役割分担案」
(4)「加盟組織一覧」
(5)「JCAS規約」
(6)「地域研究コンソーシアムの仕組と活動について」
(7)「報告 地域研究分野の展望」
(8)「JCAS WEB表紙」
(9)「『地域研究』WEB上での案内」
(10)「地域研究コンソーシアム 次世代ワークショップ募集」
(11)「第4期JCAS運営委員会の重点活動部門に関する提案」
(12)「「地域の知」の資源のグローバルな構造化と共有化プラットフォーム」
0.議事開始前の確認
・村上勇介事務局長より、期のはじめに当たり、運営委員長が選出されるまでのあいだ、事務局長が運営委員長代行として運営委員会の議長を務めることが説明された。
・第4期の運営委員会の議事録作成担当は、事務局配布資料の幹事組織一覧を下から上にたどって幹事組織ごとに担当することが決められた。日本マレーシア学会、京都外国語大学京都ラテンアメリカ研究所、大阪大学世界言語研究センター、愛知大学国際中国学研究センター、京都大学地域研究統合情報センター、人間文化研究機構国立民族学博物館、大阪大学グローバルコラボレーションセンター、京都大学東南アジア研究所、上智大学アジア文化研究所、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、東北大学東北アジア研究センター、北海道大学スラブ研究センターの順となる。
・運営委員の自己紹介が行われた。
1.運営委員長の選出および副委員長の指名
・山本博之委員が運営委員長に立候補し、運営委員長に選出された。山本運営委員長は運営副委員長に福武慎太郎委員と村上事務局長を指名し、いずれも承認された。
・山本運営委員長より、第3期までに形作られた運営の仕組みを継承した上で、各運営委員の研究リソースを活用して加盟組織を横断する研究連携の仕組みづくりに積極的に取り組みたいとの抱負が述べられた。
・これ以降の議事は山本運営委員長が議長を務めた。
2.第4期運営委員会の活動方針
・第4期運営委員会の活動方針の検討に先立ち、資料「地域研究コンソーシアムの仕組と活動について」に基づいて地域研究コンソーシアムの運営について確認された。
・山本運営委員長より、資料「第4期JCAS運営委員会の重点活動部門に関する提案」に基づいて第4期運営委員会の活動方針が提案された。概要は次の通り。
(1)2011年度からの実施をめざして地域研究コンソーシアム賞の設立準備を行う。
(2)年次集会の第2部シンポジウムのほかに、研究企画部会の企画により加盟組織横断型の研究を積極的に進める。その成果は、「JCAS地域研究シリーズ」のような形で出版にも結びつける可能性を追究する。
(3)継続事業である次世代育成ワークショップは、各幹事組織の協力を得て拡充する。
(4)JCAS加盟組織どうしの連携による企画を積極的に掘り起こし、実施する。具体的には、@共同企画研究、A共同企画講座、Bオンデマンド・セミナー、C学会連携シンポジウムの4つの企画をJCASの新規事業とする。
(5)研究会の位置付けを見直し、必要であれば部会として位置づける。・議論を経て、上記の5項目がいずれも承認された。(5)の研究会の扱いについては以下のように定められた。第1期から活動が継続されてきた3つの研究会について、社会連携研究会を社会連携部会に、地域情報学研究会と情報資源共有化研究会をあわせて情報部会(仮称)にする。この2つの部会にはそれぞれ部会長を置き、部会長の取りまとめのもとで複数の「研究会」「プログラム」等が独自に活動できる仕組みを作る。なお、地域研究方法論研究会については、設置されてから日が浅いため、当面は現状維持(研究会のまま)とする。
・情報に関する研究会の統合および部会化に関する議論の過程で、家田修委員より、資料「「地域の知」の資源のグローバルな構造化と共有化プラットフォーム」に基づいて地域研究関連資料に関する学界の動向について補足説明がなされた。
3.2010年度の役割分担および活動計画
・各運営委員の2010年度の役割分担を決めるにあたり、@部会と研究会は区別せずに同一の運営委員が複数の部会・研究会を担当してもよいこと、A運営委員は原則として所属機関を代表するのではなく個人として役割を分担することが確認された。
・役割分担は次のとおり。
運営委員長:山本博之
副委員長:福武慎太郎、村上勇介
事務局:村上勇介
次世代支援部会:福武慎太郎、村上勇介、太田信弘、錦田愛子
年次集会部会:丹羽典生、村上勇介
研究企画部会:上野稔弘、塩谷昌史
和文雑誌部会:小森宏美、太田信弘、酒井裕美
広報部会:柳澤雅之、貴志俊彦
情報部会(仮称):家田修、貴志俊彦、マリオ・ロペズ、李春利
社会連携部会:石井正子、阿部健一、西芳実
JCAS賞検討:家田修、山本博之、錦田愛子、酒井裕美
地域研究方法論研究会:山本博之、古谷大輔
共同企画研究プログラム:田中英式
共同企画講座プログラム:西芳実
オンデマンド・セミナープログラム:住田育法、立岩礼子
学会連携シンポジウムプログラム:(未定)・欠席した運営委員には希望する担当内容を問い合わせ、5月下旬までに担当を確定する。担当が確定した時点で、担当部会ごとに委員の互選により部会長を決める。
・新規事業である4つのプログラム(共同企画研究、共同企画講座、オンデマンド・セミナー、学会連携シンポジウム)は、担当委員が運営委員長と連絡を取って事業を進める。
・部会・研究会・プログラムごとに2010年度の活動計画と予算をまとめ、5月20日までに運営委員会に提出する。運営委員会MLで内容を確認した上で、5月28日の理事会に提出して予算の検討を求める。
4.日本学術会議からの依頼について
・日本学術会議地域研究委員会の油井大三郎委員長からJCASに対し、同委員会地域研究展望分科会の『報告 地域研究分野の展望』(事務局配布資料)を踏まえた研究集会の実施を求める打診があったことが村上事務局長より報告された。
・検討の結果、前掲報告書の内容を踏まえたシンポジウムを2010年度のJCAS年次集会のシンポジウムとして実施することが承認された。
・シンポジウムの企画は研究企画部会が担当し、運営委員会での議論を経て決定する。会場は東京とし、日本学術会議を使用できるか事務局を通じて確認する。
5.その他
・第4期の運営委員会は年間5回開催し、開催場所は関西(京都・大阪)で2回、東京で2回、年次集会開催時に年次集会の開催地で1回とすることが確認された。
・次回運営委員会は2010年7月10日の午後1時半より東京で開催する。
以上