日時: | 2012年2月21日(火)13:00〜15:00 |
場所: | 京都大学地域研究統合情報センターセミナー室 |
出席者: | 家田修、野町素己、上野稔弘、太田信宏、マウロ・ネーヴェス、帯谷知可、貴志俊彦、柳澤雅之、山本博之、西芳実、立岩礼子、住田育法、宮原暁 |
記録: | 太田信宏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所) |
(1) 研究企画部会資料
(2) 次世代支援部会資料
(3) 研究交流促進部会資料(京都大学東南アジア研究所平成24年度共同研究および公募出版公募要領)
(4) 社会連携部会資料(キャリアデザイン・プロジェクト)
(5) 主広報部会資料
(6) 『ラテン・アメリカ・レポート』掲載エッセイ
(7) 主大震災復興祈念コンサート&写真展ポスター
1.部会からの報告
(1) 研究企画部会
・今年度の年次集会と一般公開シンポジウムの準備・企画についての総括と、それをふまえての次年度に向けての提言が、配布資料に依って行われた。研究企画部会、年次集会部会、事務局の協議により、準備日程と役割分担を整理することが確認された。
・シンポジウムの成果報告をコラボレーション・シリーズ第4号として年度内に出版する予定であることが報告された。
(2) 情報資源部会
・活動についての提案を部会外部のメンバーからも広く求めることが提起された。幹事組織を中心とした加盟組織に、情報資源の蓄積、整理に関する取組みについて話題提供を受ける可能性も言及された。
(3) 年次集会部会
・事務局と協力して年次集会準備マニュアルを作成する旨、事務局長より代理報告があった。
(4) 次世代支援部会
・配布資料に依って、次年度以降の次世代地域研究ワークショップの開催・運営について提言が行われた。
・次世代地域研究ワークショップは大学の枠を超えた地域研究者育成を目的とした貴重な企画であることを加盟組織に対して周知し、今年度の共催団体には来年度の共催の継続を依頼し、あわせて新規の共催を呼びかけ、採択件数をさらに増やす可能性にも言及された。
(5) 研究交流促進部会
・秋募集の共同企画研究応募1件(中国文化フォーラム)について、適切なカウンターパートが見つからないので辞退したい旨、応募者から申し入れがあったことが報告された
・オンデマンド・セミナーについて、複数の組織・団体に応募を働きかけたが、具体的な進展を得られなかったことが報告された。広報活動と今後に関して、複数のテーマを具体的に例示する可能性、応募者の側の主体性を確保する必要性などについて意見を交換した。広報、意義・目的などの見直しを適宜行いつつ、オンデマンド・セミナー企画定着に向けて引き続き努力することが確認された。
・共同企画講義について、今年度採択された本企画1件(東京大学)は講義が好評のうちに終了したこと、萌芽企画1件(大阪大学)は、エスノグラフィー記述に関する出講に向けて打ち合わせが進められていることが報告された。萌芽企画から本企画への移行は、研究交流促進部会の他の公募にあわせた再応募によることが確認された。
・特定課題研究について、京都大学東南アジア研究所から共同研究公募の広報・選考への協力依頼があったことが資料に依って報告され、研究交流促進部会が担当することが確認された。選考時期は次年度初頭にあたるが、次年度の運営体制が正式に発足するまでは、原則として今年度の研究交流促進部会員が担当することを申し合わせた。
(6) 社会連携部会
・東日本大震災にともなう共同研究企画(「特定課題」枠)採択1件(法政大学)の進捗状況が報告された。・キャリアデザイン・プロジェクトについて、国内4大学を会場としたワークショップと最終ワークショップが開催されたことが報告された。ワークショップで出された提言が資料に依って紹介された。提言中、
@地域研究(者)の存在を社会一般に周知できるような検定・資格(「地域研究士」)の制定、
A所属先がない研究者に研究費申請などの身分、資格を保証する研究員制度(「JCAS研究員」)の導入、
B大学内外の活発な人材交流のためのキャリアデザインについて情報を共有する機会の創設、
C若手研究者のキャリアパスに関する国際間比較共同研究の企画・実施については、これらを包括的に検討する将来構想WGを立ち上げるなどして、次年度以降検討をすすめていくことが確認された。
D地域密着型のシンポジウムの開催については、次年度以降、研究交流促進部会で検討することが確認された。
・若手研究者のキャリアパスに関連して、外務省の専門調査員の公募過程にJCASがより積極的に関われるように働きかけることが了承された。
・キャリアデザイン・ワークショップの報告書をコラボレーション・シリーズ第5号として作成し、年度内に刊行予定であることが報告された。
(7) 地域研究方法論研究会
・社会連携部会と共同してキャリアデザインのワークショップを開催したことが報告された。
・『地域研究』近刊号において、これまでの研究会活動の中間報告的な成果発表を行うことが報告された。
(8) 広報部会
・日常的なHPの更新、英文サイトの構築作業、3月末発行ニューズレターの内容・編集などについて、資料に依って報告があった。
・広報の分類、メルマガの見直し、広報ネットワークの目的別複数化などについて、次年度以降に広報部会が事務局と連携しつつ検討するよう提言が行われた。
(9) 和文雑誌部会
・年度内に2号を発行する予定であることが報告された。
・特集企画について、応募が呼びかけられた。
・各号に、JCAS賞の募集要項を含むJCASの活動紹介の頁をもうけることを検討することが了承された。
(10) JCAS賞部会
・次年度JCAS賞募集(締め切り2012年5月7日)のポスターが加盟組織を含む主要な大学・機関に配布されたことが報告された。理事会に対して関連学会への広報を求めることが確認された。
(11) 事務局
・新規加盟組織としてラテン・アメリカ政経学会、FIRAフォーラムが承認され、加盟組織数は95となったことが報告された。
・メルマガについて、前回運営委員会以降に14編が送られたことが報告された。メルマガ登録数増加のための方策を次年度以降に検討することが確認された。
(12) その他
・『ラテン・アメリカ・レボート』中の記事が資料として配布され、JCASへの関心がたかまりつつある状況が立岩委員から紹介された。情報共有のため、JCASを扱う記事について、情報を事務局に寄せるよう呼びかけが行われた。
2.次期運営委員長候補者の選出
・山本委員(現委員長)と宮原委員が他薦されたが、人事の流動性や活動の多様性の確保を理由に山本委員から辞退したい旨の申し出があり、それを受けて満場一致で宮原委員が次期運営委員長候補に選出された。
3.その他
・次期運営委員長の任期は2012年4月1日からとし、次年度新体制が発足するまでは、原則として今年度の部会員が継続して担当することが確認された。
・運営委員長から、次年度部会への引き継ぎ資料、今年度活動報告の準備が各部会担当者に要請された。
・幹事組織の拡大に向けて加盟組織に呼びかけを行うことが了承された。特に来期の活動に密接に関わる加盟組織には幹事組織に加わってもらえるよう働きかけるとともに、来期の活動に必要な運営委員を幹事組織以外から招くことも検討することが確認された。
・家田委員から、大震災復興祈念コンサート&写真展の紹介があり、あわせて写真の提供が呼びかけられた。
・山本委員長より、退任にあたっての挨拶があった。
以上