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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム
第41回(2013年度第3回)運営委員会議事録

 
日時: 2013年11月8日(金)12:40〜13:40
場所: 愛知大学名古屋キャンパス 厚生棟W31
出席者: 家田修(北海道大学スラブ研究センター)、伊藤敦規(人間文化研究機構国立民族学博物館)、上野稔弘(東北大東北アジア研究センター)、 帯谷知可(京都大学地域研究総合情報センター)、苅谷康太(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)、甲山治(京都大学東南アジア研究所)、 小林知(東南アジア学会)、塩谷昌史(東北大東北アジア研究センター)、申雪梅(愛知大学国際中国学研究センター)、西芳美(日本マレーシア学会)、 丹羽典生(人間文化研究機構国立民族博物館)、立岩礼子(京都外国語大学京都ラテンアメリカ研究所)、野町素巳(北海道大学スラブ研究センター)、 幡谷則子(上智大学イベロアメリカ研究所)、福田州平(大阪大学グローバルコラボレーションセンター)、古澤文(愛知大学国際中国学研究センター)、 星川圭介(京都大学地域研究総合情報センター)、 宮原曉(大阪大学グローバルコラボレーションセンター)、柳沢雅之(京都大学地域研究総合情報センター)、山本博之(日本マレーシア学会)
記録:古澤文(愛知大学国際中国学研究センター)

議題1

1)今年度の活動報告について
今年度の活動報告(案)について、議題2の各部会からの報告とあわせて検討を行い、若干の修正のうえ了承された。

2)各部会からの報告

@研究企画部会(塩谷)
11月9日(土)に愛知大学にて開催予定の年次集会シンポジウムの内容について報告があった。

A年次集会部会(帯谷)
年次集会の全体スケジュールと総会プログラムの組み立てを事務局と連絡を取りながら進めてきたことが報告された。 また2014年度の年次集会は、JETROアジア経済研究所にて、10月末〜11月初旬の土日に開催される予定であること、 具体的な内容については今後、検討していくことが報告された。

B次世代支援部会(幡谷)
本年度、次世代ワークショップに関する公募状況の報告があった。秋募集には1件の応募あったが、メール審議の結果不採択となったことが報告された。

C研究交流促進部会(立岩)
本年度、研究交流促進プログラムに関する公募状況について報告があった。 応募が伸び悩んでいることに関して、公募のパンフレットの文言の変更も含め、応募しやすいよう再検討する必要があることが報告された。
一方、オンデマンドセミナーについては5月に高校の修学旅行(マレーシア)の事前研修を開催し好評を得ており、また現在メール審議中だがHPを通じて 申請が1件(マレーシアへの修学旅行の事前研修)、あることが報告された。申請フォーマットを一般の方にも応募しやすいよう改善したこと、 また他の公募と異なり、期限が設けられていないことが、応募増につながっているのではないかと考えられ、これをふまえて他の研究企画の公募についても検討する必要あることが報告された。
また、セミナー終了後の報告に関して、応募の促進とJCASの事業としての位置づけを明確にするため、フォーマットを整え、 簡易にしたり、受講風景の写真や感想等を掲載し、セミナーのイメージを伝えたりする必要性があること、受講側が情報発信をする際、 JCASの協力を得てセミナーを開催した旨を一筆加えるよう要請することなどが議論された。

D情報資源部会(柳沢)
地域研究コンソーシアムの加盟組織がHP上で公開している地域研究関連情報データベース(400以上)を用いて、地域間、組織間の連携を促す方法について、種々議論がかわされた。

E社会連携部会(西)
京都大学地域研究統合情報センターの共同研究をJCASが助言する形で共催するプロジェクトが4つ採択され今年度より開始したことが報告された。また今年度も同センターとの共催により現在災害対応に関係した地域研究プロジェクトの公募をおこなっており、11月29日が締め切りであることが報告された。

F地域研究方法論部会(山本)
地域方法論プロジェクトの活動状況に関して、報告があった。また公募は随時募集していることが報告された。

G和文雑誌部会(西)
今年度は14巻1号、2号の2冊を刊行予定で、現在、刊行準備を進めていること、またその内容についての報告があった。
13巻2号が他の媒体で書評として紹介されている旨、報告があった。
今後の特集企画に関して、特集の萌芽となるような企画案を多く持つことで、時間的余裕を持たせて編集することが可能となるとの観点から、 幹事組織等を中心に多くの企画案を持ち寄ってほしい旨、提案があった。その際、企画の立案と実際の編集や論稿の執筆等は分けて考えることが提案され、 次回の運営委員会までに各運営委員は、特集企画案を少なくとも1つ考えてくることとなった。 書評に関して、今後、組織ごとの推薦図書や、地域研究とは何かということが分かるような書籍を紹介するなどの方法を含めて、前向きに検討することとなった。 また、個別論文に関しても、排除しない方向であることが確認された。

H広報部会(柳沢)
ニューズレターを3月に刊行し、11月に15号を刊行する予定であること、また、昨年HPがマルウェアに感染したことをうけセキュリティの強化を行ったことが報告された。電子ブックについては引き続き検討中であることが報告された。

IJCAS賞部会(宮原)
総会にて受賞者を発表することが報告された。

J地域研究将来構想ワーキンググループ
12月に全国のジャーナリストの集まりであるiAsiaというNGOと第1回の懇談予定であることが報告された。

K事務局
現在の加盟組織は97、この一年間に脱退組織は無く、新たに4組織が加盟し、そのうち3組織が明日の総会に出席し挨拶する予定であることが報告された。一年間のメールマガジンの発行は51回、現在の購読者は395名であること、またHPを通じた広報協力については全部で115件(イベント情報86件、公募19件、出版10件)実施したことが報告された。

上記の各部会の報告に加えて、コラボレーションシリーズの刊行が可能であることが報告された。

議題2

2013〜2014年度活動方針・計画について(宮原)
総会資料3.「来年度にむけて−総括と展望部分」の説明が行われ、文言について検討し、若干の修正を行った。
総括の内容をうけ、JCASの将来的なあり方について検討するために、理事会の承認を得たうえで、ワーキンググループを設置することとなった。ワーキンググループの人選は委員長に一任することとなった。
次期運営委員長の人選について、検討することとなった。


以上