日時: | 2015年10月31日(土)13:00〜15:00 |
場所: | 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 301号室 |
出席者(18名): | 野町素己(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)、上野稔弘(東北大学東北アジア研究センター)、塩谷昌史(東北大学東北アジア研究センター)、錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)、石川博樹(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)、幡谷則子(上智大学イベロアメリカ研究所)、田中周(愛知大学国際中国学研究センター)、甲山治(京都大学東南アジア研究所)、帯谷知可(京都大学地域研究統合情報センター)、柳澤雅之(京都大学地域研究統合情報センター)、西芳実(日本マレーシア学会)、立岩礼子(京都外国語大学京都ラテンアメリカ研究所)、宮原曉(大阪大学グローバルコラボレーションセンター)、福田州平(大阪大学グローバルコラボレーションセンター)、丹羽典生(人間文化研究機構国立民族学博物館)、豊田三佳(東南アジア学会)、鈴木広和(大阪大学人間科学研究科グローバル人間学専攻)、飯塚宜子(NPO法人平和環境もやいネット)(敬称略) |
陪席: | 荒川慎太郎(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、年次集会対応のための陪席)、苅谷康太(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、年次集会対応のための陪席)、中山大将(京都大学地域研究統合情報センター)、二宮さち子(JCAS事務局) |
記録: | 豊田三佳(東南アジア学会) |
【議題】
1.各部会からの活動報告
@研究企画部会(報告者 塩谷)
・一般公開シンポジウム『境界・境域への挑戦と「地域」が11月1日東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にて開催される旨、報告があった。
・その成果に関して、2015年度内に報告書として刊行予定であるとの説明があった。
A年次集会部会(報告者 帯谷)
・2015年度年次集会組織の概要、特に全体スケジュールの調整・管理について報告があった。
・AA研所蔵の資料特別展示会「アジア書文字のタイプライター」がコンソーシアム・ウイークの催しとして位置づけられるとの説明があった。
・年次集会の際の託児所の開設に関して、今年度は一日のみであるとの報告があった。
・2016年度の年次集会の会場、日程について協議され、下記を候補とすることとした。
会場校:京都大学東南アジア研究所および地域研究統合情報センター 場所:稲盛財団記念館3階第会議室(予定)
日程:第1候補 2016年11月5日(土)?6日(日)
第2候補 2016年10月29日(土)?30日(日)
B次世代支援部会(報告者 幡谷)
・2015年度次世代ワークショップ公募へは、7件の応募があり5件が採択され年次集会において企画者が概要を紹介する予定であることが報告された。年次集会開催枠への応募はなかったが、それ以外の応募枠は充足されたため秋の公募は実施しなかったことも併せて報告された。
・2014年度に採択され、昨年度の年次総会以降に開催された次世代ワークショップの実施状況が報告された。
・次年度以降への本部会の課題としては、次世代ワークショップ公募書類の不備、形式面でのずさんさがめだったことが指摘された。そこで、「応募書類執筆要項」に新たに幾つかの記載を加えることが提案された。また、遠方からの出席者の負担を軽減するためにテレビ会議やスカイプによる遠隔会議の可能性を検討する必要性が提案された。
C研究交流促進部会(報告者 立岩)
・JCAS加盟組織間の研究交流を促進するため、学会連携を重視し、学会連携企画の公募を春季に行い、4件の企画が採択された旨、報告があった。
・「連携」とは何を意味するのかについて質問があり、例えば、会場費の折半、パネリストの旅費の折半など財源が関わるのかという問いに対して、必ずしも財源の折半を意味せず、JCAS連携であることを明記すること、それぞれの学会からコメンテーターを出し合うなどの協力であることが確認された。そしてこのような連携企画においては成果報告を徹底させる必要があることも確認された。
・オンデマンド・セミナーは社会への成果発信を促進することを目的とし、加盟組織が共同で企画する新たな枠組みとして公募を行っている。これまで3件が実施されたが、2016年1月末まで応募を受付中であることが説明された。
・JCAS「共催および広報協力関連事業」として4件が実施される(活動報告資料p.7)。共催・後援した企画で費用の負担が生じる場合はJCAS運営委員会の承認が必要となり、理事会に報告することが確認された。
D情報資源部会(報告者 柳澤)
・特徴的なデータベース検討会についての打ち合わせが報告された。
E社会連携部会(報告者 西)
・現在4分野において「JCAS社会連携プロジェクト」の調整・促進役を果たしていることが報告された。
・2015年度は4件の公募プログラムが採択されたが、2015年秋の募集はしていない旨、報告があった。
F地域研究方法論部会(報告者 宮原)
・ 2015年度の進捗状況について報告があった。
GJCAS和文雑誌部会(報告者 西)
・2015年度の編修体制および編集委員会の開催が報告された。
・2015年度は『地域研究』第15巻1号が刊行(2015年4月30刊)され、16巻1号が2015年11月に刊行される予定であることが報告された。 ・次号以降の準備状況が報告された。
・特別企画は2件の応募、個別論文の応募は3件であったが、引き続き募集中である旨、説明があった。
・自由投稿論文に関して、英文タイトル・英文要旨・英文キーワードは査読を経て採用された後に提出を求めるとの投稿規定の変更を承認した。
H広報部会(報告者 柳澤)
・2015年度の活動は和文ホームページの維持管理とニューズレターの編集で、19号は2015年12月に刊行予定、20号は2016年3月に刊行予定であることが報告された。
IJCAS賞部会(報告者 宮原)
・第5回JCAS賞の受賞作品に関し、受賞式前の報道について議論し、報道解禁日を受賞日の当日とすることが了承された。
J地域研究将来構想WG(報告者 立岩)
・特に活動なし。
K組織検討WG(報告者 宮原)
・特に活動なし
L事務局(報告者 西) ・昨年度年次集会以降、京都大学人文科学研究所と大東文化大学大学院アジア地域研究科が加盟したことが報告された。一方で京都大学人文科学研究所人文学国際センターは脱退し、2015年10月末現在の加盟組織の合計数は99であることが報告された。
・2015年10月末現在のメールマガジン登録者数は447名で、昨年度の年次集会以降JCASメールマガジンは48回発行された。
・学会連携の企画において参加者を対象にアンケートをおこなうことは企画主催者が企画を練る上で参考になると提案があった。
2.来年度に向けて
@幹事組織は13組織であることが確認された。
A次年度(2016年度、2017年度2年間継続)運営委員長の選出:
満場一致で、塩谷昌史氏(東北大学東北アジア研究センター所属)が選出された。
BJCASが対外的に恒常的に発信する媒体の重要性が確認された。具体的には『地域研究』、コラボレーションシリーズなど
以上