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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム 第68回(2022年度第2回)運営委員会 議事録

日時: 2022年 11月18日
出席者: 飯塚正人、飯塚宜子、諫早庸一、宇田川妙子、近藤信彰、仙石学、竹原万雄、戸田美佳子、西芳実、丹羽典生、松井直之、町北朋洋、山本博之、柳澤雅之、岡田泰平(敬称略)

議事
1.第67回(2022年度第1回)運営委員会議事録案の確認
・一部訂正の上、承認された。

2.部会・事務局からの報告・審議事項
(1) 年次集会部会
・2022年11月19日(土)に年次集会を行う。午前中に総会、JCAS賞授賞式、JCAS賞受賞記念講演を行い、午後に一般公開シンポジウム 「日本と南アジアの新時代」が行われる。岐阜女子大学文化情報研究センター6階大会議室とオンライン(Zoom)のハイフレックスで開催される。シンポジウムは、岐阜女子大学南アジア研究センター、地域研究コンソーシアムを主催とし、外務省認定「2022年日本・南西アジア交流年」事業の認定を受け、公益財団法人岐阜県国際交流センター、岐阜県大野郡白川村教育委員会の後援で行われる。 ・2023年度は東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にて開催予定。
・年次集会時の記念講演を録画し、一定期間You Tube等で視聴可能にすることが提案された。来年の年次集会に向けて今後検討する。
(2) オンライン・ジャーナル部会
・『地域研究』22-1号(2021年度号)の編集を行っている。書評2件、フォトエッセイ1件があり、いずれも組版作業を依頼済みである。なお、論文の投稿が低調であり、改善が求められる。
・JCAS事務局の移動に伴い、今年度から投稿受け付け・問い合わせ先を、東京外国語大学から北海道大学に移行。現在のアドレスは一時的にJCAS事務(jcasjimu@jcas.jp)で受け付けている。

(3) JCAS賞部会
・4月15日の運営委員会(ZOOM会議)を経て、5月27日に一次審査結果を締め切った。研究賞3件、登竜賞3件、研究企画賞3件、社会連携賞2件を二次審査の対象とした。2次審査については、8月31日までに評点とコメントを受け取った。9月15日に最終審査委員会(理事会)が開催され、研究賞2件、登竜賞2件、研究企画賞1件、社会連携賞1件とすべての賞の受賞者が決まった。今回から、7段階評価としたことにより、点数の分布が広がり、より公正な審査につながった。
・JCAS賞の応募に際しては、当初推薦があった枠を超えて審査が行われる可能性があることを明記すべきという意見があった。
・登竜賞受賞者の1名の「日本学術振興会賞」への推薦手続きは同受賞者の勤務先が行う。

(4) 地域研究構想部会
・「地域の総合知シンポジウム」は一回目も、二回目ものべ200人くらいの参加があった。
・ポスターのデザイン等を行ってくださっている京都大学東南アジア地域研究研究所に感謝を申し上げます。運営委員長は、この感謝を、理事会でもアナウンスする。

(5) 事務局
・2022年4月から始まる第9期の事務局は北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターに置かれた。2024年5月まで、同センターが事務局を担う。
・2021年11月から2022年10月までの間に、新たな組織の加盟はなかった。現在の加盟組織数は104となった。
・2022年1月から3月に、2年目の社会連携セレクションの運用を開始した。その後、ホームページ上で紹介したい社会連携団体・活動16件の名称、活動内容説明(100字から200字程度)、連絡先を確定し、3月20日にホームページにアップした後、直ちに運営委員長が被推薦団体・活動に社会連携セレクションの紹介を兼ねて連絡した。今後も毎年、2025年までは社会連携セレクションを継続すべく努力することとし、最終年度に活動の見直しを行う。

3.今年度の活動報告および来年度の活動計画
地域研究全体を盛り上げるための活動を引き続きおこなっていく。5年計画で3年目となる社会連携セレクションを継続し、セレクションの運用の改善を諮る。また、年次集会を通して、加盟組織と共に多様な地域研究のあり方を模索する。さらには、「地域の総合知」シンポジウムを年に2回から3回開催する。JCAS賞については、今後も安定的に運営していくために、今年からの新たな審査方法を継続する。
 2023年度のJCAS賞の推薦は、2023年3月31日(金)から4月10日(月)(必着)を推薦期間とする。また、従来通り、研究作品賞、登竜賞、研究企画賞、社会連携賞の審査を行う。

4.その他
・日本学術会議「未来の学術振興構想」についての理事会の見解について話し合った。
・運営委員会を通した幹事組織への広報を強化する。