JCASイメージ画像

第98回 多島圏研究センター研究会

主催・共催・その他 鹿児島大学多島圏研究センター
種類 研究集会
対象分野 -
対象地域 日本
開催地方 九州・沖縄
開催場所(詳細) 鹿児島大学多島圏研究センター 総合教育研究棟5階
開催時期 2009 年 07 月 13 日 16 時 30 分 から 2009 年 07 月 13 日 00 時 00 分 まで
プログラム 「島嶼地域・奄美における持続可能な観光」
村上 光信 (赤塚学園教育顧問)
概要 奄美の持続可能な観光についての試論を発表したいと考えています。ハワイの危機を救った4つのアイディアと沖縄長寿はDNAではなく長寿食文化の発見が現在の成功を導いています。そこで同じ島嶼地域である奄美大島の持続可能な観光はどこにあるのかを探る研究です。
 観光の歴史を検証すると観光形態の変化が見られます。①団体旅行から個人旅行に移行した。②旅行主体の変更も起こり旅行社頼みの旅行から個人でインターネットを利用しての情報収集からホテル、交通手段の購入までできる。旅行の主役の変化としては団体旅行から家族旅行へと変化している。また、旅行志向の面での変化も見る観光から遊ぶ観光、スポーツ・文化・健康を体験する観光へと変化し、特に近年は健康志向の影響で長寿食文化への傾向も増加しており、特にWHO 長寿研究班の家森幸男京都大学教授が「沖縄長寿はDNAではなく食文化が長寿を育むのだ」と科学的に証明した事は大きいと言えます。
 ONLY ONE の存在は観光客が来る大きな要因です。7月22日の皆既日食ツアーが国内だけでなく、国外からの観光客や研究者の参加をもるとまさしくその1例であると言えます。そこで奄美のONLY ONEは何か?鹿児島県や国が負のデーターと紹介されている「少子高齢化」に勝利しているモデルが奄美にはありONLY ONEだと考えています。鹿児島県のデーターでは「奄美の長寿と高い出生率は重要な共通性があ。」と紹介しています。さらに、その共通性とは国が出している犯罪白書、自殺対策白書の問題にも勝利するヒントが含まれていると論者は考えています。
 観光にはストーリー性が大事と言われるが、奄美の長寿と高い出世率はウエルネス概念を基盤に新しい奄美のウエルネス観光としての可能性が含まれるストーリー性がありONLY ONEの観光資源にできると考えています。
参加費 -
対象 -
言語 日本語
連絡先 〒890-8580鹿児島市郡元1-21-24
鹿児島大学多島圏研究センター
Tel +81 (0)99-285-7394
Fax +81 (0)99-285-6197
WWW  http://cpi.kagoshima-u.ac.jp/index-j.html
E-mail tatoken@kuas.kagoshima-u.ac.jp
URL http://cpi.kagoshima-u.ac.jp/notice-j.html
その他 -