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新学術領域研究 第5班・第4班合同中規模国際集会イスラームと帝国:思想、教育、移動性の複雑な連結

主催・共催・その他 主催:新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」
共催:大阪大学世界言語研究センター、北海道大学スラブ研究センター
種類 研究集会
対象分野 政治・経済・法律,国際関係,社会・文化(宗教,民族,ジェンダー,移民),歴史・地理・建築,戦争・平和・災害・開発,教育・医療・心理,言語・文学・芸術
対象地域 世界,東アジア,中東・南アジア,スラブ・ユーラシア
開催地方 近畿
開催場所(詳細) 千里ライフサイエンスセンター701号室
開催時期 2010 年 01 月 23 日 14 時 00 分 から 2010 年 01 月 24 日 12 時 00 分 まで
プログラム -
概要 イスラームと帝国はともに、地域的な特性とグローバルな相互作用を併せ持っており、比較研究の格好の対象です。とりわけ19世紀と20世紀における植民地帝国の膨張と帝国主義は、様々な地域のムスリム共同体内部の政治やムスリムの越境的なネットワークを取り巻く政治的、社会的、経済的な基層構造に根本的な変化をもたらしました。今日でも、ポスト・コロニアルな状況は、イスラーム復興のあり方を大きく規定しております。イスラームは帝国支配に対する抗議の旗印となってきましたが、それと同時にムスリムは、諸国家との交渉の手段としてもイスラームを利用してきました。それでは、帝国との交渉の中でムスリムは、イスラーム的な用語や概念をどのように操作してきたのでしょうか。彼らはどのように、イスラーム的な知を子孫に伝え、さらには他地域のムスリム共同体にも伝えてきたのでしょうか。彼らは、世界に広がるイスラーム共同体(ウンマ)への帰属と「異教徒」の祖国(ワタン)への帰属をどのように両立しているのでしょうか。国家は、移動するムスリム臣民/市民を国外での国威発揚のために利用することがありますが、それはムスリム自身が、出身国の「帝国主義」に草の根レベルで手を貸すことを意味するのでしょうか。大国間の競合は、このような状況にどのように作用するのでしょうか。新学術領域研究「比較地域大国論」の枠組みで行われる本研究集会は、これらの問いを通じて、イスラームと帝国の問題に取り組む研究者間の対話を促進しようとするものです。
参加費 -
対象 研究者・大学院生
言語 英語(通訳なし)
連絡先 -
URL http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/rp/group_04/activities/index.html#20100123
その他 -