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タタール 歴史と現在 グローバリゼーションの中で民族について考える

主催・共催・その他 ユーラシア研究所
種類 一般向け講演会
対象分野 -
対象地域 スラブ・ユーラシア,ヨーロッパ
開催地方 関東
開催場所(詳細) 立正大学
11号館 5階 1152教室(山手線、大崎、五反田徒歩5分)
開催時期 2010 年 02 月 27 日 14 時 00 分 から 2010 年 02 月 27 日 16 時 30 分 まで
プログラム プログラム

14:00~14:30 映画上映(詳細が決まり次第ご案内申し上げます)。

14:30~15:10 ラリサ・ウスマノヴァ氏 「現在タタール共和国と世界タタール人ディアスポラ(在日タタール人も含めて)」

15:10~15:50 松長 昭氏「在日チュルク・タタール人のコミュニティの歴史」(仮)

休憩

16:00~16:30 参加者との意見交換
概要 ソ連崩壊以降、独立国家となった旧連邦構成共和国、そしてロシア連邦内民族強国では、民族のアイデンティティーを確立してゆく政策が続けられてます。本講演会では、ロシア連邦内で、ロシア人についで人口の多い民族であるタタール人をテーマとして、グローバリゼーションの時代における民族の問題について考えてみたいと思います。また、知られることの少ない、かつて日本に存在した在日タタール人コミュニティーとその活動についてもご紹介致します。

 スピーカーとして、東アジアにおけるトルコ・タタール移民の歴史の研究をされているラリサ・ウスマノヴァ氏、ユーラシア・ブックレット『在日タタール人-歴史に翻弄されたイスラーム教徒たち』の著者である松長昭氏の御二人をお招きし、タタールの世界についてお話を伺います。また、タタールを紹介するフィルムの上映も予定しております。
参加費 参加費:資料代500円 ユーラシア研究所会員無料
対象 一般
言語 日本語
連絡先 ユーラシア研究所ホームページhttp://www.t3.rim.or.jp/~yuken/ から申込書をダウンロードの上、yuken@t3.rim.or.jpにメール添付ファイル、またはFAX(03-5477-7612)でお送り下さい。
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ユーラシア研究所 事務局
〒156-0052
東京都世田谷区経堂1-11-2
TEL/FAX:03-5477-7612
E-mail:yuken@t3.rim.or.jp
http://www.t3.rim.or.jp/~yuken/
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URL http://www.t3.rim.or.jp/~yuken/
その他 スピーカープロフィール

●ラリサ・ウスマノヴァ氏
1999年カザン大学大学院ジャーナリズム学教育研究科博士学位取得。2003年に青山学院大学修士課程修了。国際政治修士号取得。2006年9月に島根県立大学大学院北東アジア研究科に博士学位論文「1898年から1950年代における北東アジアのテュルク・タタール・ディアスポラの意識変容過程についての歴史的な考察」を提出、博士号取得。同論文にもとづく著書に「The Türk-Tatar Diaspora in Northeast Asia – Transformation of Consciousness: A historical and Sociological Account between 1898 and the 1950s」。1898年から1950年にかけて、北東アジアに移住したロシア系チュルク・タタール人に関して、彼らのアイデンティティとコミュニティの歴史社会学的な特徴づけを行った。とくに1930-40年代、旧満洲に逃れたチュルク・タタール人ディアスポラをとりまく政治的、社会的状況を、当時奉天で発行されたアラビア文字のタタール語新聞『ミッリー・バイラク』をもとに分析した。現在島根県立大学大学院ロシア語非常勤講師。

●松長 昭氏
慶應義塾大学院博士課程終了(トルコ民族史)。在トルコ日本大使館専門調査員、米国東西研究所主任研究員、東京大学教養学部非常勤講師、タファキュル大学客員教授などを経て、現在笹川平和財団主任研究員。おもな著作に、『アゼルバイジャン語文法入門』(大学書林、1999年)『近代日本とトルコ世界』(共著、勁草書房、1999年)、The Rising Sun and the Turkish Crescent(共著、Istanbul,2003),『日中戦争とイスラーム』(共著、慶應義塾大学出版会、2008年)ユーラシア・ブックレット『在日タタール人-歴史に翻弄されたイスラーム教徒たち』(2009年)