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日本中東学会第16回公開講演会 「ユダヤ教、キリスト教、イスラーム----中東に誕生したアブラハムの宗教」

主催・共催・その他 主催:日本中東学会 Japan Association for Middle Eastern Studies
種類 一般向け講演会
対象分野 社会・文化(宗教,民族,ジェンダー,移民)
対象地域 その他
開催地方 東北
開催場所(詳細) 東北大学マルチメディア研究棟6Fホール(川内北キャンパス)
開催時期 2010 年 07 月 17 日 13 時 30 分 から 2010 年 07 月 17 日 17 時 30 分 まで
プログラム 挨拶・趣旨説明
13:30~13:35
長沢栄治(日本中東学会会長・東京大学東洋文化研究所教授)

講演

13:40~14:30
市川裕 「ユダヤ教の二つの流れと現在:ダビデとモーセ」

14:35~15:25
山形孝夫 「イサクの犠牲とキリストの十字架」

休憩

15:55~16:45
小田淑子「イスラームと統治:シャリーアとトルコ共和国の世俗主義」

討論・質疑応答
16:50~17:30

司会:桜井啓子(早稲田大学教授)
概要 冷戦崩壊後、「文明の衝突」という言葉に象徴されるように、西欧のキリスト教世界と中東イスラーム世界の対立が強調されてきました。また、半世紀を過ぎても解決されないばかりか、ますます深刻化するイスラエル・パレスチナ問題は、ユダヤ教とイスラームとの対立を印象付けてきました。このような状況のなかで日本人の多くは、ユダヤ教・キリスト教・イスラームの三宗教は、共存することが不可能なのではないかと考えたり、これらの「厳格な一神教」は、日本人一般の宗教観とは相いれないではないかと感じたりしてきたのではないでしょうか。

けれども、こうした「認識」や「印象」は、多くの場合、メディアなどから得た断片的な知識やセンセーショナルな事件報道をもとに形成されたものにすぎません。残念ながら、私たちは、これら三宗教の重要性は知りつつも、それについて学ぶ機会に恵まれてきたとは言えません。

しかし、今日、世界人口の約54%は、ユダヤ教、キリスト教、イスラームのいずれかの信者であるということを考えるならば、これら三宗教への理解を深めることが、グローバル化する時代を生きる私たちにとっていかに重要であるかは明らかだと思います。

こうした状況を踏まえ、本年度は、日本を代表するユダヤ教、キリスト教、イスラームの専門家の方々をお招きし、これらの宗教についての理解を深める機会を持ちたいと考えました。これらの宗教は、いずれも中東に誕生しています。そして同じ神を信仰し、アブラハムを偉大なる一神教徒として高く評価しています。これら三宗教が「アブラハムの宗教」とも呼ばれる由縁です。また、それにもかからず、三宗教の間には、重要な相違もあります。講演会が、ユダヤ教、キリスト教、イスラームへの理解を深める場になることを願っております。皆様、どうぞ緑が美しい初夏の仙台にお越しください。
参加費 参加費無料
対象 -
言語 -
連絡先 お問い合わせ:
日本中東学会事務局
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町513番地 
早稲田大学120-4号館3階
早稲田大学イスラーム地域研究機構気付 
Tel/Fax: 03-5286-1966
E-mail: james@db3.so-net.ne.jp
http://wwwsoc.nii.ac.jp/james/
URL http://wwwsoc.nii.ac.jp/james//index.html
その他 -