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西へ東へ―ブルガリアの村からEU拡大と移動・移住を考える

主催・共催・その他 主催:大阪大学グローバルコラボレーションセンター
共催:大阪大学グローバルCOEプログラム
   「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
種類 一般向け講演会
対象分野 国際関係,社会・文化(宗教,民族,ジェンダー,移民)
対象地域 ヨーロッパ
開催地方 近畿
開催場所(詳細) 大阪大学吹田キャンパス 銀杏会館会議室B
大阪府吹田市山田丘2-2

http://www.med.osakau.ac.jp/jp/access/index.html
開催時期 2011 年 02 月 24 日 16 時 30 分 から 2011 年 02 月 24 日 18 時 30 分 まで
プログラム 【日時】2011年2月24日(木) 16:30~18:30
【場所】大阪大学銀杏会館会議室B(吹田キャンパス)
【参加】無料、事前申し込み不要
【主催】大阪大学グローバルコラボレーションセンター
【共催】大阪大学グローバルCOEプログラム
       「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」

講師:松前もゆる(盛岡大学文学部准教授)
1969年生まれ。2002年東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。博士(学術)。東京大学総合文化研究科助教などを経て、2010年4月より現職。文化人類学専攻。大学院在学中にブルガリア国立ソフィア大学へ留学。1997年から、「ポマク」と呼ばれるブルガリア語を母語とするムスリムとブルガリア正教徒、ロマが共に暮らすブルガリア中北部の村などでフィールドワークをはじめる。近年は、そうした村々からの、とくに女性たちによる国外への出稼ぎに関心を持っている。
概要 2004年以降、かつての社会主義から体制転換をした東ヨーロッパ諸国の多くがEUに加盟し、EUは東へと拡大した。それと前後して、新規加盟国である旧東欧からイギリス、フランス、ドイツなど西へ向かう人びとの移動、移民の存在も大きくクローズアップされるようになり、学術研究の面でも、1つの大きなテーマとして様々な分野で調査・研究が進められている。

報告者が調査を続けてきたブルガリアの村においても、2000年頃からイタリアやギリシア、スペインをはじめ以前からのEU加盟国への出稼ぎが増加し、移動先で建築や農業の仕事だけでなく、ケア労働の需要があることから、中高年女性の移動も目立つ。今回の報告では、2007年に加盟国となったブルガリアの村からの移動、そして村への移動を手がかりに、EU加盟が人びとにもたらしたもの、移動・移住のコミュニティへの影響を考察する。そのうえで、EU拡大と人びとの移動・移住をテーマとした近年の研究動向にも目を向け、政策論議やマクロな議論で見落とされがちなものは何か、フィールドから考えてみたい。
参加費 無料 申込み不要
対象 -
言語 日本語
連絡先 お問い合わせ
大阪大学グローバルコラボレーションセンター
jimu@glocol.osaka-u.ac.jp
URL http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/110224.html
その他 -