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京都大学CIAS共同研究・グローバルCOEプログラム主催研究会「グローバル環境問題をめぐる政策の動向と課題」

主催・共催・その他 【主催】
・京都大学地域研究統合情報センター共同研究
「『仮想地球』モデルをもちいたグローバル/ローカル地域認識の結合」
・京都大学グローバルCOEプログラム
「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」イニシアティブ2
種類 研究集会
対象分野 国際関係,自然環境・農林漁業・食品
対象地域 東南アジア,アフリカ
開催地方 近畿
開催場所(詳細) 場所 稲盛財団記念館 3階大会議室
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access.html
開催時期 2011 年 03 月 27 日 13 時 00 分 から 2011 年 03 月 27 日 18 時 50 分 まで
プログラム 【プログラム】
13:00-13:10 趣旨説明 荒木茂(京都大学)

13:10-14:00 報告1:宮内泰介(北海道大学)
「これからの環境保全―半栽培と順応的ガバナンス―」

14:00-14:50 報告2:佐藤哲(長野大学)
「生態系サービス概念の可能性と課題―科学と地域の協働に向けた地域環境学ネットワークの取り組みをめぐって―」

14:50-15:10 休憩

15:10-16:00 報告3:金沢謙太郎(信州大学)
「サラワクの熱帯雨林とグローバリゼーション」

16:00-16:50 報告4:小坂康之(総合地球環境研究所)
「ラオスにおける産米林の形成と利用」

16:50-17:40 報告5:平井將公(京都大学)
「セネガルのセレール社会における農地林の利用―アクター間の交錯に着目して―」

17:40-17:50 休憩

17:50-18:50 総合討論

※研究会のあと懇親会を用意いたします。ぜひ、ご参加ください。
概要 【趣旨】
生物多様性保全や温暖化ガス削減といったグローバル環境問題をめぐる議論が、最近年、ますます活発化している。そこで立案される環境政策は、アジア・アフリカの地域社会に大きな影響をおよぼすマクロ状況として定着しているといっても過言ではない。しかし、マクロな環境政策と地域社会とのあいだには、環境保全を主題とするか、生活維持の立場から環境とかかわるか、といった乖離が潜在的に含まれており、それはしばしば両者の対立関係を生み出す要因となってきた。その反省から現在、環境政策の主流は、国連「ミレニアム生態系評価報告書」などに示されるように、地域社会で培われてきた人と自然のかかわりを認めつつ、環境保全の道を模索する方向へシフトしようとしている。しかしながら、その潮流が捉える人と自然とのかかわりとは、“伝統的でそれゆえ保全的な自然利用”という一面的なものに留まっている。人と自然とのかかわりは、現実には社会状況の変化にともなって変容しており、今後、その点をいかに捉えるか、また、そのうえでどのように政策立案者と地域住民との協働関係を構築していくかが重要な課題となっている。
本研究会では、まず、人と自然の多様なかかわりを重視した「順応的管理」や「生態系サービス」といった環境政策にまつわる最近のキー概念について明らかにする。そのあと、アジア・アフリカ地域における自然利用の実態に関する3つの事例を報告する。そして、以上を総合討論の場において相互に照らし合わせることにより、環境政策と地域社会における自然利用との接合の可能性について検討してみたい。
参加費 -
対象 -
言語 日本語
連絡先 幹事・連絡:平井將公(e-mail: hirai*jambo.africa.kyoto-u.ac.jp Tel.: 075-753-7815)
URL -
その他 -