JCAS:TOPページ > 地域研究イベント情報 > 研究集会 > JCAS次世代ワークショップ「折り重なる境界、揺れ動く境界―比較の中のパレスチナ/イスラエル複合紛争」
主催・共催・その他 | 主催:地域研究コンソーシアム次世代支援プログラム
共催:北海道大学GCOEプログラム境界研究の拠点形成」、人間文化研究機構(NIHU)プログラム「イスラーム地域研究」早稲田大学拠点、人間文化研究機構(NIHU)プログラム「イスラーム地域研究」東京大学拠点 |
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種類 | 研究集会 |
対象分野 | 政治・経済・法律,国際関係,社会・文化(宗教,民族,ジェンダー,移民),戦争・平和・災害・開発 |
対象地域 | 中東・南アジア |
開催地方 | 関東 |
開催場所(詳細) | 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館414号室
※会場は、地下鉄(東京メトロ)東西線・早稲田駅から徒歩5分 アクセスマップ:http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html |
開催時期 | 2012 年 01 月 21 日 14 時 00 分 から 2012 年 01 月 22 日 18 時 00 分 まで |
プログラム | *第一日目:1月21日(土)14:00~17:10(開場13:30)
パネル①「越境と抵抗」(14:20~17:10) 報告: 飛奈裕美(日本学術振興会特別研究員)「多元都市エルサレムの境界がもたらす紛争のローカル性とグローバル性―土地支配をめぐるポリティクスの事例から」 鈴木啓之(東京大学・院)「占領と抵抗の相克―被占領地のパレスチナ人市長を事例に」 北川眞也(大阪市立大学)「ポストコロニアル・ヨーロッパにおける闘争の場としての境界―移民によって横断されるイタリア・ランペドゥーザ島」 岩浅紀久(ITエンジニアリング研究所研究員)「占領政策における境界がもたらすパレスチナ経済の課題と展望」 コメント: 金城美幸(立命館大学・院) *第二日目:1月22日(日)10:00~18:00(開場9:30) パネル②「揺れ動く境界、越境する植民地主義」(10:00~12:30) 報告: 浅田進史(首都大学東京)「植民地権力と越境のポリティクス―膠州湾租借地におけるドイツ統治を事例に」 武田祥英(千葉大学・院)「「パレスチナ」の輪郭。その帝国主義的起源について―英帝国の東方政策の危機とその対応の検討から」 役重善洋(京都大学・院)「移住植民地建設をめぐる技術とイデオロギーの伝播―矢内原忠雄のシオニズム論・植民政策論をめぐって」 コメント: 久保慶一(早稲田大学) パネル③「ナショナリズムと文明の境界」(13:30~16:00) 報告: 鶴見太郎(日本学術振興会特別研究員)「研究者が境界をずらしてみる―シオニズムの世界観の来歴をめぐって」 今野泰三(日本学術振興会特別研究員/大阪市立大学・院)「宗教シオニズムの越境―イデオロギーと神学の相克」 長島大輔(東京経済大学・非常勤講師)「ムスリムかムスリム人か―旧ユーゴスラヴィアにおける宗教とナショナリズム」 コメント: 富樫耕介(日本学術振興会特別研究員/東京大学・院) 総合議論 (16:15~18:00) 総括コメント: 臼杵陽(日本女子大学) パネル参加者全員による議論 |
概要 | パレスチナ/イスラエル紛争は、何をめぐる紛争なのだろうか。文化的差異や歴史観の違いから生まれたものなのか。それとも、宗教やナショナリズムに原因があるのか。はたまた、植民地主義やオリエンタリズムが本質的な要因なのだろうか。
パレスチナ/イスラエルでは、民族や宗教、国家や軍事、さらには文明論的なものまで、様々な〈境界〉がせめぎ合い、また、重なり合いながら紛争を形作ってきた。 本ワークショップでは、ユーゴスラヴィア、チェチェン、中国青島、地中海の移民収容島など、パレスチナ/イスラエル地域と同様の問題をもつ境界地域の研究者を交えながら、パレスチナ/イスラエル紛争の〈境界〉を考える。 |
参加費 | - |
対象 | 研究者、一般 |
言語 | 日本語 |
連絡先 | お問い合わせ先:イスラーム地域研究東大拠点 iaschuto@l.u-tokyo.ac.jp |
URL | - |
その他 | - |