JCAS:TOPページ > 地域研究イベント情報 > > 第165回 東南アジアの自然と農業研究会
主催・共催・その他 | 東南アジアの自然と農業研究会 |
---|---|
種類 | - |
対象分野 | 自然環境・農林漁業・食品 |
対象地域 | 東南アジア |
開催地方 | 近畿 |
開催場所(詳細) | ●日時・場所
2014年4月18日(金)17:00~(16:30開場) 京都大学稲盛財団記念館 3階中会議室 ※今回の会場は、百万遍ではなく川端通り沿いのキャンパスになります。 詳しくは、こちらをご参照ください。 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_m.htmccess/campus/map6r_m.htm |
開催時期 | 2014 年 04 月 18 日 17 時 00 分 から 2014 年 04 月 18 日 18 時 30 分 まで |
プログラム | ●発表題目
「ベトナム肉桂の生産・流通の社会史:グローバル商品化と生産地社会」 |
概要 | ●発表要旨
香辛料の一種として知られるクスノキ科植物の樹皮である肉桂(シナモン)は、他方で生薬原料として古来より珍重されてきた。その品質は土壌及び気候に大きく左右されるが、本発表で取り上げるインドシナ脊梁山地に産するベトナム肉桂は、薬用成分を豊富に含むことにより、現在に至るまで生薬市場において高い評価を獲得し、重要な国際商品の一つでありつづけてきた。近世期の東アジアの生薬市場においては、日本を中心に大量の肉桂需要が存在し、19世紀半ば以降になると、精油として欧米市場での需要が生まれ、まさにグローバル商品となってゆく。一方、ベトナム肉桂の産地は、非キン族の居住空間であったが、国際交易における肉桂の需要増大に伴い、経済資源としての有用性を認識したベトナム国家は肉桂の生産・流通への関与を強めていくこととなる。 本発表では、こうした肉桂をめぐる国際交易商品としての位置づけや国家の政策の変化が、肉桂を産出する地域社会にどのような影響を与え、また地域社会がどのように対応していったかについて、自然環境との関わりにも留意しながら考察してみたい。 |
参加費 | なし |
対象 | オープンな研究会ですので、ご関心をもたれた方はぜひお気軽にご参集ください。 |
言語 | 日本語 |
連絡先 | 東南アジアの自然と農業研究会
大出 TEL 075(753)7839 e-mail: oide[at]asafas.kyoto-u.ac.jp 柳澤 TEL 075(753)7345 e-mail: masa[at]cias.kyoto-u.ac.jp [at]を@に変換ください。 |
URL | http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/seana/ |
その他 | 事前登録等の手続きは必要ありません。 |