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JCAS2014年度次世代WS『スプロール化した都市の中の隠された智恵―東南アジアにおける都市の「無秩序」を考える』の開催について

主催・共催・その他 総合地球環境学研究所、地域研究コンソーシアム
種類 研究集会
対象分野 -
対象地域 東南アジア
開催地方 近畿
開催場所(詳細) 総合地球環境学研究所 セミナー室3・4
開催時期 2015 年 01 月 30 日 10 時 00 分 から 2015 年 01 月 30 日 17 時 00 分 まで
プログラム 総合司会 三村豊(総合地球環境学研究所・研究員)

10:00-10:10 開催の辞 三村豊(総合地球環境学研究所・研究員)
10:10-10:40 「メガシティの郊外化:ポスト・デサコタの郊外論に向けて」 
          山下嗣太(京都大学・大学院生)
10:40-11:20 「ジャカルタのデサコタ化:利点とその限定」
          新井健一郎(共愛学園前橋国際大学・准教授)
11:20-12:00 「デサコタ論以降のジャカルタ郊外農村の変容」
          林憲吾(総合地球環境学研究所・研究員)
12:00-13:00 休憩(昼食)
13:00-13:40 「ジャカルタの都市スプロールからの挑戦」
          三村豊(総合地球環境学研究所・研究員)
13:40-14:20 「バンコクおよびマニラ郊外における都市化が誘発する
            農業生態系の変容」
          原祐二(和歌山大学・准教授)、山路啓太(和歌山大学・大学院生)
14:20-15:00 「歴史的農業環境閲覧システムに見る明治時代以降の
            関東平野の都市化・スプロール化」
          岩崎亘典(農業環境技術研究所・主任研究員)
15:00-15:30 「迅速測図を用いた明治初期五日市道周辺の土地利用分析」
          夏目宗幸(京都大学・大学院生)
15:30-15:50 休憩
15:30-15:40 コメント① 谷川竜一(京都大学地域研究統合情報センター・助教)
15:40-15:50 コメント② 国広ジョージ(国士舘大学・教授)
15:50-16:50 ディスカッション
16:50-17:00 閉会の辞 三村豊(総合地球環境学研究所・研究員)
概要 今日の都市化の現象に対する議論では、1970 年代以降の「農地から都市化」による転用が、気候変動に大きな影響を及ぼしているとされています。しかしながら、こうした主張は、東南アジアでは当てはまらない可能性があります。ジャカルタ都市圏の過去10年の緑地率の変化を見ると、人口・都市域が拡大しているにもかかわらず、都市内の緑地を維持する、きわめて興味深い結果が得られています。つまり、ジャカルタ都市圏は、都市と農村が混在する都市構造で都市が発展し、その発展の仕組みが地球環境への悪影響を軽減していると考えられる。
 そこで、ワークショップでは、農地から住宅や商業・工業への転用に着目して、東南アジアの都市で指摘されるスプロール化を、否定的なものとしてとらえるのではなく、それを無計画のなかの知―あるいは、生活の中で育まれている環境共生など、都市のスプロール化に対して肯定的な評価を考えたいと思います。
参加費 -
対象 -
言語 -
連絡先 jcasjimu[at]jcas.jp
URL -
その他 ポスターDL↓↓
http://www.jcas.jp/event/jcas_image/poster-mimura_0130-rev.pdf