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北東アジアのエネルギー安全保障―欧露ガス協力の課題―

主催・共催・その他 ERINA・ユーラシア研究所共催
種類 一般向け講演会
対象分野 政治・経済・法律,国際関係
対象地域 スラブ・ユーラシア
開催地方 中部・北陸
開催場所(詳細) 朱鷺メッセ2階・中会議室201 新潟市中央区万代島6-1
http://www.tokimesse.com/visitor/access/
開催時期 2015 年 02 月 27 日 13 時 00 分 から 2015 年 02 月 27 日 17 時 00 分 まで
プログラム 開会挨拶
ユーラシア研究所事務局長 蓮見雄
発表者
「ウクライナ危機と世界」
麗澤大学経済学部教授 真殿達
「制裁とロシアの東方シフト:原油価格下落下でロシアが抱える課題、増大するアジア太平洋へのエネルギーフロー、そして中露ガス契約の影響」
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)事業推進部ロシアチームサブリーダー
原田大輔
「ガスプロムにとって良いことはロシアにとって良いことなのか」
上智大学外国語学部ロシア語学科准教授 安達祐子
「ウクライナ危機がロシアのエネルギー政策に与える影響:北東アジアでのロシアの天然ガス政策を中心に」
明治大学専門職大学院ガバナンス研究科特任准教授 シャドリナ・エレナ
「北東アジア天然ガスインフラの長期ビジョン」
ERINA調査研究部主任研究員 新井洋史
「ウクライナ危機に見る北東アジアのエネルギー安全保障と気候変動」
ERINA調査研究部主任研究員 エンクバヤル・シャクダール
討論者
JOGMEC調査部主席研究員 本村真澄
日本エネルギー経済研究所戦略研究ユニット研究主幹 杉浦敏廣
防衛省防衛研究所米欧ロシア研究室長 兵頭慎治
立正大学経済学部教授 蓮見雄
ERINA副所長 杉本侃
全体討論
北東アジアのエネルギー協力と安全保障
総括
JOGMEC調査部主席研究員 本村真澄
閉会挨拶
ERINA代表理事 西村可明
概要 欧州は東西関係なお厳しい1960年代末にソ連の天然ガスを長期に導入する政策を採り始めました。それからほぼ半世紀、国際関係に左右されることなく順調に続いていた緊密な協力関係に決定的と思える亀裂が生じつつあります。

 ウクライナ問題がその根にあります。ウクライナは、ロシアから欧州に向かう天然ガスのほとんどが通過するEUにとってエネルギー安全保障の生命線とも言える枢要の地であり、これまでも同国が絡んで再三にわたって供給に影響が出たことがありましたが、今回の状況は全く次元が異なり、一時的な現象に留まらない恐れが日々高くなっています。

 他方で、ウクライナはロシアに対する経済依存度が極めて高く、骨肉相食む争いによってロシアが抜けた穴を米欧が補完出来るのか関心が持たれるところでもあります。

 一方、北東アジア地域では、エネルギー安全保障のメカニズムを確立する必要性は説かれながら、実現に向かう動きは見えません。

 ロシアを巡る様々な状況は不透明感が強く予見困難ですが、北東アジア地域のパワーバランスを脅かしかねない今次の出来事を、天然ガスを切口にして検証することで、日本、延いては北東アジア域内の安全保障協力を考える糸口にしたく、この討論会を開催するものです。
参加費 なし
対象 専門家、一般、学生
言語 日本語
連絡先 〈問合せ〉 企画・広報部 小宮 TEL(025-290-5545)
URL http://www.yuken-jp.com/seminars/index.html
その他 参加申込書(pdf)に必要事項をご記入の上、FAX(025-249-7550)にてお申し込みください。

参加申込書
http://www.erina.or.jp/jp/Events/20150227appli.pdf