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地域研究コンソーシアム(JCAS)「東日本大震災に伴う共同研究」企画募集(再募集)

主催 地域研究コンソーシアム(JCAS)
種類 研究活動
概要  地域研究コンソーシアム(JCAS)では、東日本大震災によって研究の継続が困難になった大学等の研究者・大学院生に対する研究継続の支援のため、また、東日本大震災の被害と復興に資する研究の支援のため、京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)の「災害対応の地域研究」プロジェクトとの共催により、下記の要領で2011年度分の共同研究ユニットを公募することになりました。多数のご応募をお待ちしています。
公募課題 研究課題
 以下に掲げる2つの研究テーマに関連する研究課題を公募します。

テーマ1 東日本大震災の被害と復興に関する研究課題
 東日本大震災によって生じた被害および今後の復興に関して地域研究の手法を用いて行う研究。たとえば以下のような研究課題が対象となります。(以下に挙げるのは例であり、挙げられた研究課題と同じものを優先して採択するということではありません。)
 ・被害状況の把握や伝達などの、被害を軽減するための災害発生時の情報のあり方に関する研究課題
 ・他の災害復興の経験の参照などによる被災者1人1人の生活の立て直しや被災地の復興再建のための具体的な研究課題
 ・地震・津波や原発事故の直接の被災地ではない地域を含めた、エネルギーや情報や物流などに見られる震災の影響に関する研究課題
 ・日本社会や近隣諸国を含む地域全体が被災前に抱えていた諸課題への取り組みを通じて地域全体の創造的な復興に資する研究課題
 ・物理的・社会的な被害や復興だけでなく、記録や記憶に関わる心理面での被害や復興に関する研究課題

テーマ2 自由課題
 世界の特定の地域やテーマに関して地域研究の手法を用いて行う研究。東日本大震災によって中断された研究や、この震災によって新たな着想を得た研究を主な対象とします。日本国内の一地方を対象とする研究も妨げませんが、研究テーマがその地方だけに留まるものではなく、世界における位置づけが明確であるものを優先して採択します。
応募資格・条件 ◆ 「共同研究ユニット」の構成
(1) 共同研究を進めるにあたり、申請者を研究代表者とする「共同研究ユニット」(構成員の上限は10名程度)を組織していただきます。共同研究ユニットのメンバーは研究職にある方に限定されません。(修士課程・博士前期課程に在籍する学生も協力者として参加できますが、旅費等の支給の対象にはなりません。)
(2) 研究代表者には、当該の研究テーマに沿った研究の推進を図り、研究会の主宰や研究成果のとりまとめを行っていただきます。
(3) 公募共同研究が採択された場合、本プログラムの共催組織であるCIASの専任教員が共同研究ユニットの運営を支援します。申請の時点ではCIASの専任教員を共同研究ユニットの参加者に含む必要はありません。

◆ 公募研究の期間
 研究期間は1年単位で、最長2年間とします。

◆ 応募資格
 研究代表者は、国内の大学その他の研究・教育機関の教員または研究職員とします。
共同研究ユニットは、研究代表者または共同研究員に、東日本大震災で研究の継続が困難となった大学その他の教育・研究機関の教員、研究職員、大学院生等を1人以上含むものとします。

◆ 採択件数
 1件程度。
応募方法 ◆ 申請方法
 所定の申請書(様式1)、共同研究員名簿(様式2)に必要事項を記入の上、電子メールへの添付によって提出してください。

申請書類:
<申請書(様式1)> http://www.jcas.jp/jcas_image/yousiki1_20110601.doc
<様式2> http://www.jcas.jp/jcas_image/yousiki2_20110601.xls
報告書類:
<様式3> http://www.jcas.jp/jcas_image/yousiki3_20110601.doc
<様式4> http://www.jcas.jp/jcas_image/yousiki4_20110601.doc

 申請書(様式1)に記載されている申請者の所属機関(または部局等)の長による承諾書は、申請が採択された後に提出していただきます。
申し込み先 ◆ 提出先
 地域研究コンソーシアム事務局
 電子メール jcasjimu(AT)jcas.jp ( (AT) を@に換えてください)
 メールの件名に「東日本大震災に伴う共同研究」への応募であることを明記してください。
締め切り 2011 年 09 月 30 日必着
結果通知 ◆ 採否
 選考はJCASが行い、採否の結果は申請期限後2週間以内に研究代表者宛に通知します。採択された課題の研究計画書はJCASおよびCIASのホームページで公開されます。
URL http://www.jcas.jp/activities/2011/06/jcas_4.html
その他 ◆ 経費
 共同研究ユニットは、(1) 国内共同研究会の開催、(2) 国際共同研究の推進、(3) データベースの構築、(4) シンポジウム・ワークショップの開催、(5) 成果出版、のいずれか(複数可)によって研究活動を行うものとし、それにかかる経費を本プログラムにより支援します。
 共同研究員および共同研究ユニットの研究活動への参加者には、当該研究の実施に要する費用(研究会出席旅費、海外招聘費等)がCIASの規定にしたがって支払われます。1研究ユニットあたりの経費として年間40万円までを予定しています。
 なお、研究計画を立てる際には以下の各点に留意してください。
 ・ 国内共同研究会は、原則としてCIASまたは研究代表者・共同研究員の所属先で開催するものとします。
 ・ いずれの費目に関しても、経費の算出および執行は科研費プロジェクトに準ずる形で京都大学の規定に従います。

◆ 研究成果の公開
 研究代表者には、公募研究終了後、実績報告書(様式4)とともに研究成果をとりまとめてJCAS事務局を通じてCIAS共同利用・プロジェクト構想委員会に提出していただきます。研究成果(中間段階での成果も含む)については、JCASおよびCIASの活動に関わる研究集会等での口頭発表や、JCASおよびCIASの出版物およびホームページ等での公開をお願いする場合があります。