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グローバル関係学 第1巻「グローバル関係学とは何か」

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グローバル関係学 第1巻「グローバル関係学とは何か」

著者・編者 酒井 啓子 編
出版社 岩波書店
出版年月 2020 年 09 月
研究分野 政治・法律・経済,国際関係,戦争・平和・災害・開発,その他
対象地域 世界,東南アジア,南西アジア,スラブ・ユーラシア,その他
要約 「主語のない世界」にいかに向きあうか。混迷する社会状況をしっかり捉えるために、国家主体等のアクターそのものではなく、それら相互のさまざまな関係性が織りなす「主体の見えない出来事」に着目するグローバル関係学。多彩なアプローチによって複雑な関係を「見える化」する学問的意義と理論的なベースを明快に解説する。
詳細 刊行にあたって
序章 絡み合うローカルとグローバル――国家を動かすのか、迂回するのか(酒井啓子)
I 国家を越える人と思想
第1章 亡命者が媒介する「他者のまなざし」――亡命イラク人と域内・国際政治の関係(酒井啓子)
第2章 グローバル化を強いられるイスラーム主義運動――ムスリム同胞団をめぐる関係性の変化と危機(横田貴之)

II 歴史のなかのトランスナショナル・ネットワーク
第3章 地中海におけるヨーロッパ内植民地――ドデカネス諸島をめぐる新たな帝国主義と抵抗運動のグローカル・ネットワーク(石田 憲)
第4章 沖縄はどこからきて、どこへゆくのか――独立の回路を求めて(佐藤幸男)
第5章 戦間期におけるアジア・太平洋広域ネットワークをめぐる官民の相互作用――「太平洋問題調査会」を事例として(高光佳絵)

III 辺境からグローバルへ
第6章 トランスナショナルな運動の成功と国際的規範の揺らぎ――ラテンアメリカ先住民の事例(宮地隆廣)
第7章 辺境からグローバルな権利運動へ――ボツワナと南アフリカにおけるサンの先住民運動(丸山淳子)
第8章 関係性の記憶とその投影――大規模開発に直面したエチオピア農牧民の生活選択(佐川 徹)

IV 人間と自然の間のネットワーク
第9章ミャンマーの周縁の森から見た相互依存の連鎖(竹田晋也)
第10章「イラク菌」と介入の病理――細菌という「記録」(ウマル・デワチ/酒井啓子 訳)
【コラム】 医薬品の流通における国の機能と個人・グローバルの接点清野薫子
ISBN番号 9784000270540
サイズ 四六判
価格 本体2,600円+税
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