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第10回(2020年度)地域研究コンソーシアム賞

2020年度地域研究コンソーシアム賞(JCAS賞)の候補の推薦を以下のように募集します


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【選考部門】  1)研究作品賞  2)登竜賞  3)研究企画賞  4) 社会連携賞

【推薦受付期間】 2020年4月2日(木)~4月10日(金)(必着)

【提出先】 地域研究コンソーシアム事務局



趣旨
 地域研究コンソーシアム(JCAS)は、国家や地域を横断し、人文・社会科学系および自然科学系の諸学問を統合する新たな知の営みとしての地域研究のさらなる進展を図ること、その基盤としての地域研究関連諸組織を連携する研究の実施・支援体制を構築することを目的として設立されました。この目的を実現するためJCASでは、1) 共同研究の企画・実施・支援、2) 国際的な共同研究・臨地研究の企画・実施、3) 研究成果の国内外への発信・出版、4) 地域研究情報の相互活用・共有化と公開、5) 教育・人材育成のための連携・協力を具体的目標として掲げています。
 JCASでは、上記の目的、目標を達成するうえで大きな貢献のあった研究業績や社会連携活動を広く顕彰するため、地域研究コンソーシアム賞(JCAS賞)を設けています。2020年度も下記の要領で募集します。地域や国境、そして学問領域の境界を越えた意欲的な作品・活動の推薦をお待ちしています。JCAS賞を通して、今後も、地域研究が地域別の垣根を越えて、研究全体としての質的向上に貢献できますよう、皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げます。


選考部門
1)研究作品賞:
研究作品賞:個人ないし共同による学術研究業績で、賞の趣旨に合致する公刊論文ないし図書の作品。2018年4月から2020年3月までの間に公刊された論文ないし図書を対象とします。
2)登竜賞:
大学院生ないし最終学歴修了後10年以内を目安とする研究者による学術研究業績で、賞の趣旨に合致する公刊論文ないし図書の作品。2018年4月から2020年3月までの間に公刊された論文ないし図書(博士論文を含む)を対象とします。登竜賞推薦作品のうち特に研究作品賞としてふさわしいとされた作品に研究作品賞を授与する場合があります。
3)研究企画賞:
賞の趣旨に合致する共同研究企画の実績(実施された研究集会等、公刊された論文ないし図書等、インターネットで公開されたコンテンツ等を含む)。2018年4月から2020年3月までの間に実施され、または成果が発表された企画(2018年3月以前からの継続を含む)を対象とします。
4)社会連携賞:
狭義の学術研究以外の分野で賞の趣旨に合致する活動実績。2018年4月から2020年3月までの間に実施された活動(2018年3月以前からの継続を含む)を対象とします。


推薦方法
JCAS賞は推薦により選考されます。自薦・他薦を問いません。推薦者は個人に限ります。推薦者はJCASの加盟組織に所属していなくてもかまいません。推薦書類の記載は日本語に限ります。
推薦者は複数の作品・活動を推薦できますが、同一の作品・企画・活動を複数の部門に重複して推薦することはできません。また、一人の人または一つの組織について推薦できるのは原則として一つの作品・企画・活動とします。推薦書類の様式は特に定めませんが、以下の各項目を記入してください。
(こちらの様式をダウンロードして使用してもかまいません。)

1)推薦者の氏名、所属・職名(もしくは主な経歴と研究活動業績)、連絡先(メールアドレス)
2)推薦部門(研究作品賞・登竜賞・研究企画賞・社会連携賞のいずれか)
3)被推薦者の氏名、所属・職名(もしくは主な経歴と研究活動業績)、連絡先(メールアドレス)。自薦の場合、氏名以外は省略可。
4)推薦対象の作品・企画・活動の情報:作品の場合は書誌情報(刊行年月を明記してください)と概要。企画の場合は企画の名称、概要、表彰の対象となる代表者名(ないし組織名)と連絡先。活動の場合は活動の名称、概要、表彰の対象となる代表者名(ないし組織名)。いずれも概要は400〜1000字で、ほかに図表等を挿入してもかまいません。研究作品賞と登竜賞に論文または図書を推薦する場合は、当該論文の抜刷または図書を同封してください。研究企画賞または社会連携賞への推薦は、企画内容や活動内容がわかる参考資料一式を添えてください。
5)推薦理由:JCAS賞の顕彰目的を踏まえた推薦理由。400~1000字。


注意事項
1)推薦書類は電子メールの添付ファイルによって提出してください。
2)研究作品賞および登竜賞では、審査資料として推薦対象作品(論文の抜刷または図書)を1部提出してください。
3)研究企画賞および社会連携賞では、審査資料は原則として3点以内で提出してください。インターネット上のコンテンツを審査資料とする場合はURL等を示してください。
4)審査資料は、図書等の場合は郵送で、ウェブサイトからダウンロードできるもの等の場合は電子メールで提出してください。
5)審査資料は審査結果にかかわらず返却しません。審査資料が高価なものや稀少なものである場合は事務局までご相談ください。


審査
JCAS運営委員による一次審査およびJCASによる委嘱を受けた専門委員による二次審査の後、JCAS理事会によって最終審査が行われます。

2019年度の専門委員は以下の通りでした。(敬称略・五十音順)
〈研究作品賞〉
五月女律子 (神戸市外国語大学外国語学部准教授)
染田秀藤 (大阪大学名誉教授)
床呂郁哉 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
〈登竜賞〉
石川登 (京都大学東南アジア地域研究研究所教授)
湖中真哉 (静岡県立大学国際関係学部教授)
桃木至朗 (大阪大学文学研究科教授)
〈社会連携賞〉
家田修 (早稲田大学社会科学総合学術院教授)
立岩礼子 (京都外国語大学外国語学部教授)
宮原曉 (大阪大学グローバルイニシアティブ・センター教授)


顕彰
1)JCASの年次集会で授賞式を行います。(2020年11月頃、上智大学にて開催予定)
2)オンライン・ジャーナル『地域研究』に審査講評と受賞作品・活動の概要を掲載します。図書が受賞対象となった場合は書評を掲載することもあります。
3)JCASホームページに審査講評と受賞した作品・活動の概要を掲載します。


よくある質問
1)JCAS加盟組織に所属していない個人・組織の作品・活動を推薦することはできますか。
できます。推薦対象(個人・組織)はJCAS加盟組織に所属しているか否かを問いません。
2)JCAS加盟組織に所属していない個人が推薦することはできますか。
できます。推薦者はJCAS加盟組織に所属しているか否かを問いません。
3)組織として推薦する場合には組織内でどのような手続きが必要ですか。
JCAS賞は組織としての推薦を受け付けていません。個人として推薦してください。
4)研究作品賞と登竜賞の推薦対象は日本語で書かれた本だけですか。
JCAS賞は原則としてどの言語で書かれたものも選考の対象となりえます。ただし推薦書類は日本語で記入してください。なお、使用言語によっては十分な審査体制が組めない場合があります。
5)JCAS賞の対象となる地域研究の研究・活動とはどのようなものですか。
JCAS賞では地域研究をなるべく広く捉え、基本的に推薦者がJCAS賞の趣旨に合致すると考える作品・活動を審査の対象としています。


応募・問い合わせ先
E-mail: jcasjimu[at]jcas.jp
〒606-8501
京都市左京区吉田下阿達町46
京都大学東南アジア地域研究研究所 地域研究企画推進室内
地域研究コンソーシアム事務局
TEL: 075-753-9620
FAX: 075-753-9602