JCAS:TOPページ > 2022年度第2回理事会
議事
0.はじめに
1)年次総会およびシンポジウムの会場校である、岐阜女子大学の松川禮子学長より挨拶があった。
2)出席理事6名(実地2名、オンライン4名)、委任状提出6名で、定足数を満たしていることが確認された。
1.運営委員会からの報告について
岡田運営委員長より今年度の活動報告(年次集会、オンライン・ジャーナル、JCAS賞、事務局)および来年度の活動計画が以下のように報告され、承認された。
・2023年度の年次集会開催地・会場組織は東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(以下AA研)とする。開催時期は11月ごろとするが、具体的な日程は会場組織と調整のうえ決定する。
・オンライン・ジャーナル『地域研究』の第22巻第1号が現在編集中であり、近く刊行予定である。ただ近年は論文の投稿が少ないため、論文の投稿を広く呼びかける必要がある。
・JCAS賞には総数で33件の応募があり、審査の結果研究作品賞と登竜賞とを各2作品に、研究企画賞と社会連携賞とを各1作品に授与することといた。なおJCAS賞の登竜賞について、今年度は2名とも学術振興会賞の対象となるが、うち程氏については東北大学東北アジア研究センターにその推薦を依頼し、JCASとしては岡野英之氏を推薦の対象とすることとした。また2023年度のJCAS賞の推薦受付期間は2023年3月31日金曜から4月10日月曜までとした。
・今年度新たに形成された地域研究構想部会のもとで、これまでに2回の「地域の総合知」シンポジウムがオンラインで開催された。今後2024年度までは年2〜3回のペースでこのシンポジウムを開催していく予定である。
・202年4月から事務局を北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(以下スラブ)に移転した。JCASの関連組織である地域研究学会連絡協議会(JCASA)に対して、サーバの一部利用を認め、年に1度程度の情報更新をJCAS事務局が代行する協力を行っている。
・今後の計画としては、(1)JCASの特色に沿った活動の検討、(2)加盟組織の研究交流のファシリテート、(3)地域研究構想部会の活動の継続、(4)JCAS賞の維持と充実、があることが説明された。
以上に関連して以下3点の議論があった。
・JCAS賞において、日本語の作品を外国語に翻訳したものを提出する場合、及び逆に外国語の作品を日本語に翻訳したものを提出する場合は、そのことを明記するとともに、原著と翻訳の相違について説明することを求めることとした。これは以前議論された「応募した部門以外の賞が授与される場合もある」という点と合わせて今後JCAS賞の応募要項を修正し、2023年度の応募要項に反映させる予定である。
・「地域の総合知」シンポジウムでの講演者については、当該講演者がJCAS幹事組織に所属する場合を除いて、事務局担当校の負担で1万円の謝金を支給することとした。
・今後の活動との関連で日本学術振興会「未来の学術振興構想」に関して、小長谷理事から概要の説明があり、人文社会系のビックプロジェクトに関しては JCASも支援する方向で進めていくことが了承された。
2.オンライン・ジャーナルの経費に関して
野町会長より、オンラインジャーナルの公刊年度と公刊経費を負担する年度にずれがあり会計処理上問題があるのでこれを解決したいとの提案があり、協議の末、ひとまず前事務局長のAA研の飯塚氏と現事務局長のスラブの仙石との間で協議を行い、その上で関係部局の理事に提案を行うこととした。
3.その他
特になし
以上