JCAS:TOPページ > コンソーシアム・ウィーク(2005年)
地域研究コンソーシアム(JCAS)では、年次集会が行われる12月の第一週を「コンソーシアム・ウィーク」と位置付け、年次集会を含むさまざまなシンポジウムやワークショップを実施します。JCAS加盟組織の研究者や実務者がそれぞれの持ち味を持ち寄ることで、組織の壁を超えた共同研究を推進するとともに、共同研究のための出会いの場を提供します。コンソーシアム・ウィークのイベントにはJCAS加盟組織に所属していない方でも参加できます。多くの方々のご来場をお待ちしています。
2005年度のコンソーシアム・ウィークには、以下の5つのシンポジウム・ワークショップが実施されます。
シンポジウム「地域研究を教育する―教育資源の共有化にむけて」
趣旨説明 石川登(京都大学)
司会 赤嶺淳(名古屋市立大学)
パネリスト
福井捷朗(立命館アジア太平洋大学)
細谷正宏(同志社大学)
リンダ・グローブ(上智大学)
林佳世子(東京外国語大学)
市川光雄(京都大学)
家田修(北海道大学)
ワークショップ「国際協力NGOのエスノグラフィー」
オーガナイザー: 福武慎太郎(上智大学大学院・博士課程)
報告1 溝上芳恵 (上智大学大学院)
「日本の国際協力NGOにみる組織文化の展開」
報告2 金丸智昭 (ピース ウィンズ・ジャパン)
「援助業界の論理と日本のNGO」
報告3 伊藤淳子 (アジア太平洋資料センター)
「経済的自立を目指して― 東ティモール・マウベシ生産者協同組合との取り組み」
コメント 鈴木直喜 (清泉女子大学)
ワークショップ「植民地期ラテンアメリカにおける異文化間の相互作用―文字テクストからの視点」
オーガナイザー: 平田和重(大阪外国語大学ラテンアメリカ史研究会)
報告1 武田和久(上智大学イベロアメリカ研究所)
「ラプラタ地域におけるイエズス会しの宣教活動― “与える” から “受け入れる”への移行」
報告2 平田和重(大阪外国語大学ラテンアメリカ史研究会)
「先住民の罪の告白―メキシコ中央部における精神的征服」
報告3 溝田のぞみ(大阪外国語大学ラテンアメリカ史研究会)
「アンデス先住民の生存戦略としての訴訟利用―ペルー・ワマンガ地方に関する一考察」
報告4 フランシスコ・エルナンデス・アステテ(ペルー・カトリック大学)
「アンデスにおける人という概念の生成史」(スペイン語、通訳あり)
コメント 網野徹哉(東京大学)
趣旨説明 国立民族学博物館地域研究企画交流センター 押川文子
1.資料からみる
「非文字資料のデータベース構築と研究資料共有化」
島根県立大学 貴志俊彦
「地域研究情報資源確保のために : ロシア・東欧関係資料の分布状況から考える」
北海道大学スラブ研究センター 兎内勇津流
コメンテータ
国立民族学博物館地域研究企画交流センター 帯谷知可
情報資源共有化研究会 第1回スタディ・ツアー報告
2.システムからみる
「Z39.50とDublin Coreをもちいた統合検索システムのための民族学標本資料データベース」
国立民族学博物館 山本泰則
「歴史資料のDublin Coreへのマッピングと統合検索」
国立歴史民俗博物館 安達文夫
コメンテータ
国文学研究資料館 原正一郎
討論
司会:京都大学東南アジア研究所 柴山守
内容: ArcGISの初級・中級の実践的講習