JCAS:TOPページ > 2005年度年次集会
2005年12月3日、地域研究コンソーシアム(JCAS)の第2回年次集会が 京都市国際交流会館にて35組織から60人の参加を得て開催されました。
第1部では、まずJCASの2年目の活動状況について家田修会長(北海道大学スラブ研究センター)が総括を行いました。続いて山本博之事務局長(国立民族学博物館地域研究企画交流センター)より、この1年間に新たに加盟した10の組織が紹介されました。さらに河野泰之運営委員長(京都大学東南アジア研究所)より、1年間の活動報告と次年度以降に向けての提言が行われました。
2005年度JCAS活動報告[PDF]
続いて第2部のシンポジウム「地域研究を教育する―教育資源の共有化にむけて」が行われました。地域研究を教育という側面から議論し、よりよい次世代育成の方法論と具体的なロジスティクスの探求を目的として、福井捷朗(立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部長)、細谷正宏(同志社大学大学院アメリカ研究科長)、リンダ・グローブ(上智大学比較文化学部/学術交流担当副学長)、市川光雄(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科長)、林佳世子(東京外国語大学外国語学部)、家田修(北海道大学スラブ研究センター)の6人のパネリストから報告をいただきました。赤嶺淳(名古屋市立大学)司会のもと、総合討論では単位互換や単位認定に議論が集まり、熱のこもった議論が続きました。このことは、多くの研究・教育組織が同じような問題を抱えており、それを話し合う場としてさまざまな研究・教育組織が集まった地域研究コンソーシアムが有用であることが示すものだったと言えるでしょう。
日時: 2005年12月3日(土曜日)
会場: 京都市国際交流会館・特別会議室
総会:
活動報告と今後の活動について
これからのJCASについて 家田修(JCAS会長)
新規加盟組織紹介 山本博之(JCAS事務局長)
活動報告と今後の組織体制・活動予定 河野泰之(JCAS運営委員長)
シンポジウム「地域研究を教育する―教育資源の共有化にむけて」
趣旨説明 石川登(京都大学)
司会 赤嶺淳(名古屋市立大学)
パネリスト
福井捷朗(立命館アジア太平洋大学)
細谷正宏(同志社大学)
リンダ・グローブ(上智大学)
林佳世子(東京外国語大学)
市川光雄(京都大学)
家田修(北海道大学)
このプログラムはコンソーシアム・ウィークの一環として行われました。
過去に開催された年次集会(および設立集会)については以下をご覧ください。