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2010年度年次集会

地域研究コンソーシアム 2010年度年次集会・シンポジウムのご案内

地域研究コンソーシアム(JCAS)では、加盟組織がそれぞれの持ち味を持ち寄り、組織の壁を超えた共同研究を推進する機会として、また、共同研究のための出会いの場として、年に一度年次集会を開催しています。

今年度は、日本学術会議地域研究委員会の提言『地域研究分野の展望』を受けた一般公開シンポジウムをあわせて開催します。

なお、JCASでは、毎年11月頃をコンソーシアム・ウィークと位置付け、国内各地の会場で年次集会を含むさまざまなシンポジウムやワークショップを実施しています。詳細はコンソーシアム・ウィークをご覧ください。

期日 :2010年11月6日(土)
会場 :上智大学中央図書館9階大会議室(L-911号)
アクセスマップ :四谷キャンパスキャンパス内

プログラム:  13:00~14:00 第一部 総会
 14:00~18:00 第二部 一般公開シンポジウム
 18:30~20:00 懇親会

第一部 総会(13:00-14:00)

司会:村上勇介(地域研究コンソーシアム事務局長/京都大学地域研究統合情報センター)
(1)会長挨拶 宮崎恒二(JCAS会長/日本マレーシア学会)
(2)新規加盟組織紹介 村上勇介
(3)活動報告 山本博之(JCAS運営委員長/日本マレーシア学会)
(4)次世代ワークショップ報告
  堀場明子(上智大学アジア文化研究所客員研究員)
  矢元貴美(大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程)
  今野泰三(大阪市立大学文学研究科博士後期課程)
  高橋慶介(一橋大学大学院社会学研究科博士課程)

2010年度JCAS活動報告[PDF]


第二部 一般公開シンポジウム(14:00-18:00)
「地域研究の展望と課題――日本学術会議提言を受けて」

趣旨:
本年4月に日本学術会議地域研究委員会の地域研究展望分科会が公表した「地域研究分野の展望」は、「日本の展望-学術からの提言2010」の分野別報告の一つとして、今後の地域研究の長期的展望を示したものである。そこでは地域研究の現状に対する分析に加え、地域研究が担うべき社会的・国際的な課題についての重要な提言がなされている。地域研究コンソーシアムは地域研究に携わる国内研究機関の連絡組織として活動を続け、また地域研究をめぐる様々な課題についての意見交流の場を提供してきた。そこで今回の年次集会企画シンポジウムでは、地域研究委員会との共催でこの「提言」を具現化するための指針について、特に社会との連携、地域研究関連の知的情報資源の集積と活用、そして複合領域である地域研究が一つの学術分野であるための方法論、という三つの側面を切り口として、研究実践の現場からの意見も交え、討論してゆきたい。本シンポジウムにおける討論が地域研究に携わる研究者・機関の地域研究における課題と方向性についての認識を共有し、また若手研究者が研究活動を継続・展開してゆく上でのモチベーションを喚起し、地域研究のさらなる活性化と発展に寄与したい。

プログラム:
第1セッション
 趣旨説明
 基調報告 油井大三郎(日本学術会議)
 報告1〔社会連携〕 中村安秀(大阪大学)
 報告2〔情報資源〕 柴山守(京都大学東南アジア研究所)
 報告3〔地域研究方法論〕  林行夫(京都大学地域研究統合情報センター)
第2セッション
 コメント1 吉村真子(地域研究学会連絡協議会事務局長/法政大学)
 コメント2 宮崎恒二(JCAS会長/東京外国語大学)
総合討論
 総括


これまでの年次集会

過去に開催された年次集会(および設立集会)については以下をご覧ください。